えっ、これレプリカなの?完成度高めの日産スカイラインGT-R R34が登場!「製作期間は約2か月」「一部本物のR34のパーツを流用」「GT-Rロゴの主張がかなり強い件」

ここまで本物の見た目に近づけた34GT-Rは珍しいかもしれない

日本市場に限らず、世界でも非常に人気の高い国産スポーツカーの日産スカイラインGT-R(Nissan SKYLINE GT-R)。

そのなかでも、1998年~2002年に販売された10代目となるR34型は圧倒的に人気が高く、盗難被害も非常に高い上に、スーパーカー並みの価格帯にて取引・転売されることがほとんど。

2023年より、アメリカ独自の輸入規制となる「25年ルール」が解禁となるため、おそらくR34型がとんでもない価格帯にて取引されるのではないか?とも予想されていますし、盗難対策はしっかりしておきたい一台です。

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そして今回、タイにてスカイラインGT-R R34をこよなく愛する職人がレプリカモデルを製作したと話題になっています。

一体どのような仕上がりになったのか?ベース何なのか?チェックしていきましょう。


スカイラインGT-R R34レプリカのベースとなるモデルは、ローバー200クーペ

こちらが今回、日産スカイラインGT-R R34レプリカのベースとなったローバー200クーペ。

イギリスの有名な自動車メーカーで、後に派生ブランドとしてランドローバー(親会社はインドのタタ)が展開されるわけですが、この200クーペから「かなり完成度の高いR34」へと姿を変えることに。

なぜローバー200クーペがベースに?

早速、タイの職人によって手作りのボディパネルへと張り替えられていきます。

ところでどうしてR34のレプリカモデルを製作するのに、ローバー200クーペがベースになっているのかというと、「サイドウィンドウのデザインが非常によく似ている」ことや、「車内のレイアウトが似ていた」ことが主な理由。

フロント・リアエンドを分解し、新しいボディパネルを追加することでオーバーハングを大幅に長くし、更にヘッドライトやテールライト、フェンダー、バンパー、トランクなどは、本物のスカイラインGT-R R34の純正パーツまたはアフターマーケット品を流用しているとのこと。

見た目だけでなくサイズ感も本物に寄せてきた

一部本物のパーツを流用しているのであれば、本物に見間違えてもおかしくはないところ。

かなり良い感じに仕上がってきましたし、固定式リヤウィングを装着するあたり、V-Specあたりを意識しているのでしょうか。

ボディサイズに関しては、全長4,270mm → 4,600mmにロング化していて、ホイールベースは2,550mm → 2,665mmと本物と同等レベルに。

ベイサイドブルーのスカイラインGT-R R34レプリカモデルが完成!

そしてこちらが、実際に完成したローバー200クーペをベースにした日産スカイラインGT-R R34のレプリカモデル。

製作期間としては約2か月とのことで、タイの職人もかなり思い入れのある作品に仕上がっているようです。

ボディカラーはベイサイドブルーにペイントされ、フロントマスクからボディライン、スポーティなアルミホイールなど、レプリカとは思えないほどの完成度の高さ。

いやこれ凄いな…マフラー形状など改善すべきポイントはありますが、パッと見では本物と見間違えてもおかしくないレベル。

R34レプリカの価格帯は、日本円にして約86万円~約144万円だが…?

ちなみにこのレプリカモデル、タイ・バンコクを拠点とするアフターパーツ販売店にて、7,524ドル~12,640ドル(日本円にして約86万円~約144万円)で販売されているそうですが、最も避けたいのはインターネットオークションなどで「本物と嘘をついて」高額値で偽物を提供する極めて悪質な転売。

R34の取引価格は、V-Spec Nur/M-Spec Nurクラスになってくると3,000万円以上が当たり前なので、偽物が本物のなかに紛れ込むことだけは避けてほしいところです。

レプリカモデルの内装はまだまだ改善が必要?ステアリングの”GT-R”バッジが想像以上に主張が強すぎるなど…気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!