アメリカの25年ルールが適用されたらいくらになるんだ…日産スカイラインGT-R R34 V-SpecⅡ Nurが競売へ!走行距離 約10万kmでも約4,000万円近くの価値があるようだ

前回の2億円超えのNISMO 400Rも強烈だったが、やはりスカイラインはどんどん手の届かないモデルになりそうだ

さてさて、前回のブログでもご紹介した日産スカイラインGT-R R33 NISMO 400Rが、欧州カーショップHJA Groupより競売にて出品され、その価格が1,600,000ポンド(日本円にして約2.5億円)とんでもない価格帯だったとして大きな話題となりました。

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おそらくはHJA GroupやNISMO 400Rの宣伝的な意味にて設定した価格帯だと思われ、加えてアメリカ独自の輸入規制である「25年ルール」が解禁されたため、そういったプレミア価値の高さを表現するためものではないかと予想されます。

そして今回は、「25年ルール」解禁の対象ではないものの、圧倒的な人気車種で今後更に高騰する可能性の高い2002年式となるスカイラインGT-R R34 VスペックⅡニュル(Nissan Skyline GT-R R34 V-SpecⅡ Nur)が競売に出品されています。


走行距離は約10万km、僅か62台しか存在しないブラックパールのV-SpecⅡ Nur

こちらが今回、競売にて出品されている2002年式のスカイラインGT-R R34 V-SpecⅡ Nur。

2002年1月24日に発表/同年2月26日に発売されたV-SpecⅡ NurとM-SpecⅡ Nurですが、販売台数は国内限定1,000台のみ。

ただHJA Groupの情報によれば、V-SpecⅡ Nurは718台のみ/M-SpecⅡ Nurは250台のみ製造されたと説明していて、今回出品された個体はシャシーナンバー#187と割かし最初の方に製造されたモデルとなります。

ボディカラーはシンプルなブラックパール(GV1)ですが、どうやらこのカラーで製造されたのは僅か62台のみとのこと。

そして走行距離は99,000kmとそれなりに走り込まれていますが、ボディやエンジン、内装は非常に美しい状態でキープされていて、おそらくこれを所有していた日本人オーナーは相当なメンテナンス費用をかけたのではないかと推測されます。

エンジンの耐久性にも優れ、更にエンジンヘッドは特別なゴールド

ちなみにこのモデル、車名にもある通りニュルブルクリンク24時間耐久レースや国内のスーパー耐久レースなどのベースエンジンに使われているN1仕様エンジンがベース。

そのため、エンジン中心部品であるピストンやコンロッドを重量バランスの均一化を図った高精度バランス品とすることにより、エンジン高回転域における爽快な回転フィーリングにより磨きをかけているため、これまでのスカイラインにはないレーシーな走りを提供。

最高出力に変更は無いものの、中域~高回転域にかけてのスムーズな吹け上がりと優れたレスポンスが発揮され、N1用シリンダーブロックを用いることで600psに対応するとも言われています。

さらに限定車専用としてゴールドシリンダーヘッドカバーを採用し、特別仕様のエンジンであることが一目でわかるのも、このモデルの大きな特徴です。

内外装共に新品並みの美しさを持つR34 GT-R V-SpecⅡ Nur…価格帯はどうなる?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!