日産V37スカイラインHV/シーマ/フーガが2022年夏に廃止とメディアでも報道!理由は9月の騒音規制の適用もあるが、スカイラインHVは別の理由があるようだ

2022年は日産にとって大きく変化しなければならない年になっている

さてさて、2022年6月下旬にビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, Z34)や、同年春頃に新世代ピュアEV軽の新型サクラ(New SAKURA)、同年5月頃にはビッグマイナーチェンジ版・新型キックスe-POWER(New Kicks)、秋頃にはフルモデルチェンジ版・新型エクストレイル(New X-Trail)と、2022年も日産は新型車を続々と発表・発売する年になっています。

こうしたなか、前回のブログにてV37スカイライン(V37 SKYLINE)のハイブリッドモデルと、フラッグシップセダンのフーガ(FUGA)/シーマ(CIMA)が2022年夏頃に生産終了するという記事をどこよりも早くご紹介しましたが、一部自動車情報誌でも報道するようになってきました。

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なぜこのタイミングで生産・販売終了なのか?

まず真っ先に気になるのが、どうして日産唯一のセダン3車種が一挙に生産・販売終了するのか?ということ。

これは自動車情報誌マガジンXさんでも報道の通りで、「2022年9月1日より継続生産車にも適用される騒音規制が影響しているから」とのことで、特にシーマ/フーガのようにモデルライフの長い車両が一番影響を受けやすいのは致し方ないところ。

ただその一方で、V37スカイラインに関しては、今回ターボモデルではなくハイブリッドモデルのみが生産・販売中止と改めて報道されていますが、これは騒音規制というよりも昨今の諸事情による部品供給不足や、半導体の供給不足が大きく影響している可能性が高そう。

日産としても、新型ノートをメインに売れるものを売っていきたい?

恐らく日産としては、ハイブリッドモデルで現在の主要モデルとなる新型ノート(New Note)シリーズに注力するものと考えられますが、そうなると唯一のプロパイロット(ProPilo)2.0を採用していたV37スカイラインHVが廃止となると、プロパイロット2.0搭載車は新型アリア(New Ariya)のみに。

またその一方で、ガソリンターボモデルのV37スカイラインが引き続き生産を継続できるのは、騒音規制に対応した(新型フェアレディZにも流用された)V6ツインターボエンジンを搭載していることや、騒音対策を講じている専用マフラーをインストール(こちらも新型Zにも流用)することで騒音規制をクリアしているから。
注)但し、ガソリンモデルではプロパイロット2.0の設定無し

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日産としても、今後大きく変化していくためにもモデルライフの長い車種に関しては一旦生産・販売終了することでリフレッシュし、時代の変化に対応した新型車を順次導入していくのではないかと考えられますが、この変化に販売店/ディーラー側が対応できるのかどうかも大きな課題になってくると思います。

日産の2022年1月時点でのカーラインナップはどうなっている?”あのモデル”は販売される?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!