フルモデルチェンジ版・トヨタ新型アルファードは2023年1月発表が濃厚?東京ASでのカスタム出展に期待…なお2022年は法規対応で一部改良&安全装備を強化するのみ

残念ながら2022年のアルファード/ヴェルファイアは法規対応による安全装備の強化に留まる

さてさて、2022年はミドルサイズミニバンとなるトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ノア(Toyota New Noah)/新型ヴォクシー(New Voxy)が発表・発売され、同年5月26日にはホンダ新型ステップワゴン(New STEPWGN)が発表・発売予定となっていますが、もう一つ気になっているのが次期アルファード(New ALPHARD)の存在。

一部カーメディアの報道によれば、2022年4月~5月もしくは2022年12月頃にデビューともいわれていましたが、実際のところは「2022年内のフルモデルチェンジの予定は無し」。

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2022年2月~3月にかけて受注一旦停止(オーダーストップ)し、2022年夏頃に一部改良版としてアルファード/ヴェルファイア(Vellfire)が新しくなります。


(2023年モデル)一部改良版・新型アルファード/ヴェルファイアの法規対応と商品改良内容をチェック

ちなみに2023年モデルとなる一部改良版・新型アルファード/ヴェルファイアの主な変更内容としては、2022年5月から適用される法規制対応に向けた安全装備の充実化を満足するため。

基本的な装備内容の充実化には「後退時車両直後確認装置を義務化」することですが、もう少し分かりやすく言うと「バックカメラの標準化」や「後方検知システムの標準化」が含まれています。

この法改正については、車両をバックさせる際に起こっている事故を未然に防ぐことが主な目的となっています。

おそらくアルヴェルも、ギリギリまで2021年モデルを販売し、直前になって年次改良で一気に標準化にする考えなのだと思います。

なお2023年モデルの具体的な商品改良内容は以下の通り。

・ブラインドスポットモニター(BSM)全グレード標準装備

・リヤクロストラフィックアラート(RCTA)全グレード標準装備

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商品改良は確かに大事なことだが、販売店側はかなり苦しい状況にあるようだ

とはいえ、これはトヨタにとっては少しタイミングが悪すぎたようにも考えられ、一挙に2022年3月までに14車種もの一旦受注ストップを余儀なくされ、2022年5月の法規制対応に向けた動きを順次行っていく必要があるわけで…

何よりも車種が多すぎて「一時的に売るものが無くなってしまう」「昨今の諸事情で納期遅延が止まらないなか、いきなりの受注ストップ→年次改良でまた新しいものを売ると顧客からクレームが来る」といった、現場側にとって非常に苦労するなところも。

おまけにアルファードは、既にモデル末期ながらも昨今の諸事情によるミニバン需要の向上で爆発的に売れ、2021年12月度の乗用車新車販売ランキングでは8位(5,364台)、2021年1月度~12月度通年の乗用車新車販売ランキングでは4位(95,049台)と驚異的な数字をたたき出しています。

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要は売れまくっているモデルだからこそ「このタイミングで年次改良してほしくない」というのもありますし、大量のバックオーダーを抱えていて、納期待ちの中で受注一旦ストップ→年次改良ということが、顧客側も販売店側も困惑するところなんですね。

ちなみに安全装備の充実化だけでなく、アルファードの特別仕様車S”TYPE”GOLD Ⅱ”や、ヴェルファイアの特別仕様車GOLDEN EYESⅡのシート表皮が変更されるのも、今回の一部改良のポイントになりますが、特別仕様車の売れ行きによっては既存ユーザーからの反応も大きく変化するのではないかと思います。

次期アルファードはいつ頃のデビューが濃厚?エンジンは大きく3種類がラインナップされる?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!