40年以上もフルモデルチェンジしていないラーダ・ニーヴァをゴリゴリのオフロード仕様にカスタム!ライバルのスズキ・ジムニーと良い勝負ができそうだ
42年ぶりにビッグマイナーチェンジした新型ニーヴァを過激にカスタム!
1977年に導入されたロシアのオフロード風SUVのニーヴァ(Lada Niva)。
約45年間販売され一度もフルモデルチェンジすることなく、初代のスタイリングと機能性、パワートレインを維持してきた「生きる化石」とも言われています。
そんなニーヴァが、2019年にビッグマイナーチェンジ版として新しく発売されたわけですが(42年の間に一部改良やちょっとしたマイナーチェンジもあった)、このモデルをベースにオフロードクロカン仕様に過激カスタムしたデモカーが中古車サイトeBayにて販売されています。
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そのカスタム名称は「モンスター」!かなり強そうなオフロードクロカンに進化
こちらが今回、eBayにて販売されているニーヴァのオフロードカスタムモデル。
見るからにかなり強そうなエクステリアで、従来のニーヴァよりも大きくリフトアップされ、更に足元にはゴリッゴリのオフロードタイヤを装着。
渡河性能も従来より更に向上してそうですし、シュノーケルも装着されてアクティブな走りが実現できそうですね。
ちなみにこのモデル、ドイツチューナーのZubr社がカスタムしたニーヴァ専用キットを装着していて、名前はモンスター(Zubr Monster)と中々に過激。
見た目だけでもフォード・ブロンコ(Ford Bronco)やジープ・ラングラー(Jeep Wrangler)に対抗できそうですし、競合モデルのスズキ・ジムニーシエラ(Suzuki Jimny Sierra)とも十分なオフロードバトルができそう。
スタンダードなニーヴァがコンパクトカーに見える程の存在感
参考のため、従来のニーヴァと比べるとこんな感じ。
無塗装ブラックの樹脂バンパーを取り外し、コンパクトなフロントウインチや大きく外側に張り出したオーバーフェンダーも装着。
フロントフードもシュノーケル装着に合わせてダクトが設けられ、これで山道や舗装されていない道も問題無さそう(特に自然災害時には重宝されそう)。
リヤロアバンパーも取り外され、スペアタイヤも装着。
こうして見比べてみると、従来のニーヴァがコンパクトカーに見えてしまうほど。
ニーヴァモンスターの装備内容をチェックしていこう
改めてニーヴァモンスターの装備内容をチェックしていきましょう。
◇オフロード用16インチアルミホイール
◇ハンコックダイナプロM/Tタイヤ
◇オフロード用フロント・リアバンパー
◇ボルトオンフェンダー
◇カスタムペイントRaptor(引っかき傷や腐食に強い仕様)
◇丸目のLEDヘッドライト+カスタムグリル
◇ボンネット&Cピラー用エアインテーク
◇フロントウインチ
◇シュノーケル
◇デュアルエキゾーストパイプ
◇サイドステップ
間近で見ると、確かにデュアルエキゾーストパイプがインストールされていますね。
ちなみに最低地上高は235mmと非常に高く、専用サスペンションをインストールすることにより足回りを大幅に強化。
気になるパワートレインですが、実は純正から全く変更していないとのことで、排気量1.7L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力83ps/最大トルク129Nmを発揮。
トランスミッションは5速MT、駆動方式は四輪駆動(4WD)とオフロード向きではあるものの、これだけ重みのあるボディですから、山道でのパワー不足が懸念されるところです。
この他の内装などの装備内容もチェックしていきましょう。
◇合成皮革シート
◇エアコン
◇シートヒーター
◇電動格納式ミラー
◇リモートロック機能
◇USBオーディオシステム
◇12ボルトコンセント
◇カップホルダー
なお今回の画像では確認できませんが、Zubr社オリジナルのルーフラックやはしご、LEDバー、ブルバーなどもオプションとして準備されているそうで、オフロードやアウトドアを楽しみたい方にはおススメ。
最後に気になる価格帯ですが、現地価格44,000ユーロ(日本円に換算して約565万円)と高額ではあるものの、走りとしてはかなり楽しそうな一台です。