フルモデルチェンジ版・日産の新型アルマーダ(別名:パトロール)ではV8を廃止してV6ツインターボ搭載と報道!トヨタ新型セコイア/ランドクルーザー300と真っ向勝負だ

日経新聞の「新開発エンジン中止」に関する衝撃報道に合わせてきた可能性も?

2022年2月8日、日本経済新聞並びにブルームバーグの報道より「日産が新規エンジンの開発を終了へ」「日本と欧州、中国向けにガソリンエンジンの新規開発をやめる方針を固めた」と大々的に報道するも、これに対し日産公式が翌日の2021年度第3四半期決算発表記者会見にて否定し話題となりました。

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日産の回答しては、「日本と欧州、中国向けにガソリンエンジンの新規開発をやめる方針」ではなく、「欧州でのエンジン開発を終了させるものの、北米市場ではエンジン開発を継続し、日本と中国向けとしては段階的に縮小させるものの、顧客が求める限り開発を続けていく」というものでした。

少しややこし感じにはなりましたが、恐らく日産の正式な回答内容を搔い摘んだものが日経新聞に掲載されたものとなってしまったのかもしれませんし、どういった経緯でこのような食い違いが生じてしまったのかも気になるところです。。

そしてこれまた不思議なタイミングではありますが、北米日産にて将来的に販売される予定のフルモデルチェンジ版・アルマーダ(Nissan New Armada)は「新開発パワートレインを搭載する」と報道されています。


新型アルマーダも、遂にV8NAからダウンサイジングターボを搭載?

海外カーメディアAutomotive Newsの報道によると、2024年モデルとなるフルサイズSUVの次期アルマーダ(別名:パトロール)には、これまで搭載されてきた排気量5.6L V型8気筒自然吸気エンジンを廃止し、新開発となる排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載すると説明。

これは競合モデルとなるであろうトヨタのフルモデルチェンジ版・新型セコイア(Toyota New Sequoia)や新型ランドクルーザー300(New Land Cruiser 300)、そしてフォード・エクスペディション(Ford Expedition)のダウンサイジングターボに対抗するもので、環境法規制や排ガス規制にも対応する新世代エンジンとなるそうです。

加えてAutomotive Newsの報道を見ていくと、プラットフォームは3列シート用のボディオンフレーム構造を継続・改良し、更なるボディ剛性と軽量化を進めつつ、V8→V6ツインターボへとダウンサイジング化するとのこと。

現行アルマーダも2016年にデビューして5年以上が経過

なお現行で2代目となるY62型アルマーダは、2016年にフルモデルチェンジ後、約4年ほどでマイナーチェンジを施し、Vモーショングリルや”コ”の字型LEDデイタイムランニングライトといった”現代の日産”のアイデンティティを取り入れたデザインにリフレッシュ。

インテリアのナビゲーションディスプレイも12.3インチに拡大することで質感を大幅に向上させるも、パワートレイン自体は排気量5.6L V型8気筒自然吸気エンジンのままだったので、恐らくダウンサイジング化は次期モデルに託されたのだと考えられます。

競合はトヨタ新型セコイアが最も濃厚だが…?

ただ、次期アルマーダに関しては新型セコイアのようにハイブリッド化するような情報は一切ないため、あくまでもノンハイブリッドモデルとしてラインナップされる可能性も考えられそう。

おそらく中東市場向けの次期パトロールもダウンサイジング化されるとは思いますが、競合は新型ランドクルーザー300が濃厚となりそうですね。

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