三菱デリカD:5にリコール等3連発&対象台数は約13万台!エンジンやエキゾーストマニホールドに不具合…ところでリコールや改善対策、サービスキャンペーンの違いは?

先代の三菱デリカD:5にリコールやサービスキャンペーンが連発するのは珍しい

さてさて、三菱の先代モデルとなるデリカD:5の1車種・約13万台に、リコールとサービスキャンペーンの3連発が届け出ています。

ちなみにリコールは「起きないことが一番安全」ではあるものの、工業製品である以上、どこかしら不具合が生じる恐れがあり、その対策や処置として理オールや改善対策、サービスキャンペーンが存在します。

なおこれの処置の重要度しては、「リコール>改善対策>サービスキャンペーン」の順で、それぞれの内容や違いは以下の通り。

【リコール/改善対策/サービスキャンペーンの違い】

◇リコール
その不具合が原因で道路運送車両の保安基準に適合していない又は適合しなくなるおそれがある状態。放置しておいたら重大な事故に繋がる可能性があり。

◇改善対策
道路運送車両の保安基準に規定はされていないが、不具合が発生した場合に安全の確保及び環境の保全上看過できない状態。

◇サービスキャンペーン
上記には該当せず、その不具合が原因で品質上の問題など不快な思いをする可能性がある状態。

放置しておいても、不快な思いはするが、重大な事故等の危険に繋がる事はない。

従って、キャンペーンは放置しても特に問題はない。(車検も通り、壊れるような箇所ではない)

via:Suzuki

最悪の場合、シール部分から排ガスが漏れる恐れアリ

まずは一つ目となる三菱デリカD:5の1車種・計11,821台の大量リコールについて。

不具合内容としては、過給機において、ハウジング接合部のシールリングの設定に不備があり、構成部品の精度ばらつきによっては使用過程においてシール不良に至るものがあるとのこと。

そのため、シール不良部位から排気ガスが漏れるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は起きていないものの、既に93件の不具合が発生していて、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[デリカD:5]
・LDA-CV1W/CV1W-0900101~CV1W-0912744/平成24年12月18日~平成26年4月18日/11,821台

改善措置としては、全車両、過給機の製造番号を確認し、対象のものは対策品と交換し、部品が準備でき次第、部品交換を改めて案内するリコール作業を実施するとのことです。

この他にも、エキゾーストマニホールドやエンジンECU絡みのリコールとサービスキャンペーンも…気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!