一体どこから出てきたんだ…ほぼ新車同様のトヨタ初代MR2が競売に登場!走行距離は僅か2,200kmほど…入札価格は日本円で約500万円と新型GR86以上に

2022-07-05

いつものことながら、海外では隠れお宝が眠っているようだ

前回、2014年式&走行距離 僅か140kmほどのトヨタFJクルーザー(Toyota FJ Cruiser)が競売に出品され、新車価格の2倍以上となる約930万円にて高額落札されたことが話題となりましたが、今度は同社の小型2ドアスポーツカーMR2が競売に出品されることが明らかとなりました。

今回出品されるモデルは、1990年式&ホワイトカラーの初代MR2、何と走行距離は僅か2,200km(1,368マイル)と全く走られていない”ほぼ新車”で、「一体どこで眠ってたんだ…」と思われてもおかしくないレベルの美しさ。

入札額は後半にまとめていますが、フルモデルチェンジ版・新型GR86よりも高額であることは確かで、今後も更に高騰することが予想されます。


ボディコンディションやメンテナンスも完璧なほぼ新車

こちらが今回、欧州オークションサイトPistonHeadsにて出品されている1990年式・トヨタ初代MR2。

ボディコンディションは抜群で新車並みの美しさを維持し、オーナーによって定期的にメンテナンスを施していたため、エンジンはもちろんのこと走りも良好(消耗品関連に関する情報は確認できず)。

先述にもある通り、走行距離は僅か2,200kmと全く走られていないため、納車当初だけ軽く走られ、そのあとはガレージにて厳重に保管されていたのではないかと予想されます。

ちなみにこのモデル、初代AW10/11型のなかでもほぼ最後に製造されたモデルとも言われていて、噂によると欧州に輸入されたモデルでは一番最後との情報も。

エンジンは1.6リッターNA

パワートレインは、排気量1.6L 直列4気筒自然吸気エンジンをリヤミドシップに搭載し、ターボモデルではないために最高出力128hpと控え目。

エンジンオイルやオイルフィルタなども定期交換されているそうで、特に故障なども無くエンジンコンディションもバッチリとのこと。

MR2こそスポーツカーというカテゴリを身近な存在にしてくれた貴重な車種

それにしても、当時トヨタCEOである豊田英二 氏が言葉にした「トヨタには将来、常識では考えられないひと味違ったクルマがあってもいいのではないか」の通り、そのボディスタイルは特殊な2ドアクーペで、更にこのモデルを低コストに生産&量産性を高めるため、足回りやエンジン、トランスアクスルは前輪駆動モデルのE80型カローラのものが流用されたことも注目ポイント。

クラシカルなデザインや、現代では中々見られないカクカクしたボディが印象的で、改めてMR2がスポーツカーという存在を、より身近なものにしてくれた一台だと考えています。

初代MR2の入札額は、現行のスポーツモデルGR86よりも高額?気になる詳細は以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!