(2023年)一部改良版・トヨタ新型ハイエースが2022年4月13日に発売予定!そういえばフルモデルチェンジ版・新型300系ハイエースはどうなった?
法規制対応のため、更に商品力アップのため一部改良へ
2022年4月以降より、トヨタのカタログラインナップモデルの多くが法規制対応のために一部改良版として発売される予定ですが、そのなかの一つとなるハイエース(Toyota New Hiace)も2023年モデルとして新しくなります。
2022年4月13日に発表・発売予定となっている一部改良版・新型ハイエースですが、内外装デザインの変更は特になく、あくまでも法規制対応と商品力向上を目的として一部改良に留まっています(マイナーチェンジやフルモデルチェンジではない)。
具体的にどういった変更が入るのか?早速チェックしていきましょう。
(2023年)一部改良版・新型ハイエースの変更内容をチェックしていこう
早速、一部改良版・新型ハイエースの変更内容をチェックしていきましょう。
今回の一部改良では、ディーゼルモデルの燃費向上と排ガスを抑えるために、尿素SCRシステム・アドブルー(AdBlue)タンクの容量を拡大し、更に運転席側のインストルメントクラスターに「アドブルーの液量残量」を追加表示します。
最近のディーゼルモデルでは、アドブルーの液量残量が標準的に表示されるようになり、ようやくハイエースでも採用されるようになりました。
ちなみに2022年5月以降より登場する新型車(フルモデルチェンジ/マイナーチェンジ/一部改良など)に関しては、2種類の法規制が追加されるため、より環境に配慮したモデル作りが必要となり、その影響として日産シーマ(Nissan Cima)/フーガ(Nissan FUGA)/スカイラインHEV(SKYLINE HEV)が2022年夏頃に生産・販売終了される予定です。
ちなみに法規制内容の追加については、「騒音規制」「排ガス規制」の2種類となりますが、先述の新型ハイエース・ディーゼルモデルにてアドブルー容量を拡大するのも、その理由の一つなのかもしれません。
LEDフォグランプを小型化と安全装備の強化、寒冷地仕様の向上
続いてはフロントLEDフォグランプと安全装備についてもチェックしていきましょう。
今回の一部改良によって、フロントLEDフォグランプがコンパクトサイズに変更され、よりまとまりのあるフロントマスクへとアップデート。
そして生産性の効率化を図るためにインテリジェントクリアランスソナーが全グレード標準装備されるとのことで、この辺りも商品力向上の一つになっています。
こちらはちょっと嬉しい追加設定ですが、これまでの寒冷地仕様だと「スライドドア・アウトサイドモールディング」や「リヤヒーター」など、装備は少な目ではあったものの、今回の一部改良により「フロントウィンドウシールドデアイサー」が追加されました。
この機能は、雪だまりや凍結によってワイパーが動かなくなることを防ぐために、フロントガラスに熱線を配したもので、特に雪国や外気温が低いときには重宝される装備の一つです。
ボディカラーも1色のみ廃止へ
続いてボディカラーも見ていきましょう。
これまでのハイエースは全6色がラインナップされていましたが、「ダークブルーマイカメタリック」が廃止となり、全5色のみのラインナップとなります。
具体的には以下の通り。
【(2023年モデル)一部改良版・新型ハイエースのボディカラー一覧】
◇ホワイト
◇ホワイトパールクリスタルシャイン
◇シルバーマイカメタリック
◇ブラックマイカ
◇ライトイエロー
灰皿用の照明廃止へ
最後にインテリアですが、特に内装のレイアウトが変更されることはないものの、灰皿用の照明が廃止になるとのことです。
以上が、(2023年)一部改良版・新型ハイエースの変更内容になりますが、より実用性と環境法規制に配慮した一台といった印象で、一方でフルモデルチェンジ版・新型ハイエース(300系)に関する情報が何もないだけに、いつまで現行(200系)モデルをラインナップし続けるのかは不明です。