不運にもビバリーヒルズにて配送用トラックの事故&下敷きで廃車となった「あのランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ」がサルベージの競売にて出品へ

誰もが気になっていた「あのアヴェンタドールSVJ」が、案の定競売にて出品へ

ランボルギーニが世界限定900台のみ販売した特別限定モデルのアヴェンタドールSVJ(Lamborghini Aventador SVJ)。

このモデルよりも更に100台少ない、世界限定800台のみ販売されたのがオープンタイプのアヴェンタドールSVJロードスター(Aventador SVJ Roadster)になるわけですが、このモデルのリヤミドシップエンジンが大破した状態にて、サルベージオークションサイトCopartにて出品されています。

このモデル「どこかで見たことあるなぁ」と色々調べてみたところ、2022年2月末に発生した「あの事故に巻き込まれてしまった」アヴェンタドールSVJロードスターなんですね。

その事故とはどういったものなのか?廃車となったアヴェンタドールSVJロードスターはいくらで出品されているのか?早速チェックしていきましょう。


ビバリーヒルズにて配送用トラックの突っ込み事故で下敷きになってしまったアヴェンタドールSVJロードスターだった

こちらが今回、サルベージオークションにて出品されている2020年式のアヴェンタドールSVJロードスター。

ボディカラーはグレーとシルバーの中間的な色あいで、足もとのY字スポーク鍛造アルミホイールはブラックにてペイントされ、更にセンターロックホイールキャップはレッドアクセントにて仕上げられています。

走行距離は僅か451マイル(726キロ)しか走られていない新品同様の個体で、出品元はアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスとなっています。

「ロサンゼルスのシルバーチックなアヴェンタドールSVJ」で、おまけに「センターロックホイールキャップはレッド」、そして「リヤミドシップのエンジンが大破」しているモデルというと、2022年2月末にビバリーヒルズにて発生した配送用トラックの事故により下敷きとなった「あのアヴェンタドールSJVロードスター」がヒット。

やはりあの事故で完全に廃車になってしまったか…

あの不運な事故で廃車となってしまったアヴェンタドールSVJですが、このほかにもメルセデス・マイバッハSクラス(Mercedes Maybach S-Class)、ベントレー・コンチネンタルGT(Bentley Continental GT)も下敷きで被害を受けたため、その被害額は優に億を超えていると云われています。

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案の定下敷きで大破したアヴェンタドールSVJロードスターは競売に出品されていますが、その出品理由は色々あるそうで、一つは「半導体不足や部品供給不足で修理できない」ということ。

そしてもう一つは、配送トラック会社側の責任で何らかの負担を負うことになり、その関係で廃車となったアヴェンタドールSVJを出品せざるを得なくなってしまったのかもしれません。

入札スタート額は、新車総額の約10分の1

それにしても…ここまで痛々しい姿になり、且つ貴重な800台の内の一台が事故に巻き込まれて生涯を終えてしまうというのはあまりにも不運。

ちなみに2022年3月21日時点での入札額は、89,500ドル(日本円に換算して約1,067万円)と、新車総額の約10分の1といったところでしょうか。

アヴェンタドールシリーズも既に生産終了し、いよいよ本格的に電動化に向けて新たなモデルへとシフトするランボルギーニですが、日本国内でもアヴェンタドールSV/SVJの価値も高騰していますし、もしかしたらビバリーヒルズのオーナーもそのタイミングを狙って売却を考えていたかもしれません。

内装は特に大きなダメージはなく、リヤミドシップエンジン周りが大きく損傷しているため、使えるパーツが多くあることから、おそらく約1,000万円以上の価値があるのだと思われます(パーツ取り用として流用できることは確か)。

ちなみにアヴェンタドールSVJのパワートレインは、排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力770ps/最大トルク720Nmを発揮。

0-96km/hの加速時間は2.9秒で、最高時速は350km/hにまで到達します(販売ページはコチラ)。

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