また日本は後回しか…マツダ新型CX-60の実車が欧州にて世界初公開!ヘッドライト意匠はやっぱりデミオ似?CX-8より質感を落としているところも?【動画有】
プレミアムSUV市場を目指している一台ということもあり、その質感はかなり高め
2022年4月にも日本市場向けの詳細が明らかになる予定のマツダ新型CX-60。
新世代CXシリーズ&ラージ商品群第一弾となるRWD駆動ベースの上級SUVとなりますが、早くもこのモデルの実車が欧州市場にて特別展示されたとのこと。
▽▼▽関連記事▽▼▽
マツダだけに限らず、トヨタやスバル、日産なども同様ですが、主要国となる日本ではなく海外市場を優先して具体的な仕様や価格帯、更には実車を先行展示するところは不思議に思う所で、こうして新型CX-60が欧州市場を優先して展示するのを見ると「日本はまた後回しか…」と思ってしまうのが正直なところ。
2022年内には、新型CX-60だけでなくフルモデルチェンジ版・新型MAZDA6もデビュー予定との噂もありますが、まずは新型CX-60の質感やデザイン面がどのように仕上げられているのか?早速チェックしていきましょう。
新型CX-60のエクステリアをチェックしていこう
こちらが今回、欧州にて特別先行展示された新型CX-60のエクステリア。
力強い顔つきが特徴的な新型CX-60ですが、サイドから見た時のマツダ特有の絶壁スタイルやシャークノーズは定番で、フロントマスクのダイナミックさを演出。
さらに絶壁スタイルでありながらも、フロントノーズを延伸してフロントフードを手前側にシフトすることで、キャビンが後方に移り、SUV/クロスオーバーというよりもハッチバックやステーションワゴンといったスポーティで引き締まったスタイルに見せるところも、マツダの魅せる技術力の高さだと思います。
ボディサイズは欧州市場を意識?国産のミドルサイズSUVではちょっと見かけないサイズバランス
真正面から見てみるとこんな感じ。
欧州仕様ではありますが、全長4,745mm×全幅1,890mm×全高1,680mm、ホイールベース2,870mmととにかく大柄なサイズ感で、国内市場向けのミドルサイズSUVでいえばレクサスRX相当といったところでしょうか。
ただ現行RXのサイズ感をチェックしてみると、全長5,000mm×全幅1,895mm×全高1,725mm、ホイールベース2,790mmと全長と全高が大きいことから、新型CX-60のようにシャープでありながらもロングホイールベースなモデルは極めて珍しく、これまでのSUVではちょっと珍しいスポーツ志向の一台となりそう(もしかすると欧州市場を強く意識したSUVスタイルなのかも)。
顔つきは力強く大きくなったデミオっぽい雰囲気も
ヘッドライト意匠はこんな感じ。
コンパクトなL字型LEDデイライトと単眼LEDヘッドライトを搭載し、更にLEDデイライトの先には水平基調のLEDデイライトとLEDターンシグナルランプ(点滅式)を採用することで、魂動デザインとの一体感を演出。
ただ、ヘッドライトが非常にコンパクトにまとめられたことで、どことなくデミオ(現MAZDA2)っぽい顔つきで厳つさを活かしきれていないのが気になるところ。
フロントグリルは縦型基調のグリルパターンを採用し、グリルフレームはクロームメッキ加飾にすることで、ラージ商品群らしい高級感を演出しているのだと予想されます。
※上位グレードTAKUMI(匠)だとクロームアクセント、スポーツグレードHOMURA(炎)だとグロスブラックアクセント&水平基調のドット柄グリルとなるため、グレードによって差別化+選択肢の広さをアピール?
▽▼▽関連記事▽▼▽
タイヤ銘柄はハイパフォーマンス向けのグッドイヤー製イーグルF1アシンメトリー5を装着
足元のタイヤホイールサイズは20インチと非常に大きく、タイヤ銘柄もグッドイヤー製イーグルF1(GoodYear EAGLE F1 ASYMMETRIC 5)を装着。
ちなみにこのタイヤ、ウルトラハイパフォーマンスタイヤに分類されるとのことで、アシンメトリーと名付けられる通り左右非対称タイヤであることから、グリップ力も非常に高め。
そのため、グッドイヤーが推奨している車種がハイパフォーマンスモデルやピュアスポーツモデル、スポーティモデルとのことから、新型CX-60が上質でありながらもスポーツ志向にも拘った一台でありながらも、プレミアムSUV市場に本格的に参入することを意識した記念すべき一台であることもうなづけます。
リヤビューはちょっとBMWっぽい
リヤビューもワイド感を強調する水平基調のテールランプが印象的で、どことなくBMW新型4シリーズっぽい雰囲気もあったり。
ちなみにリヤテールゲートには、「CX-60 AWD」「e-SKYACTIV PHEV」のネームバッジも添付されていますが、さすがにリヤエンブレムはそのまま。
リヤテールランプやリヤウィンカーもフルLEDですが、現時点ではディミングターンランプが採用されるのか、シンプルなターンシグナルランプが採用されるかは不明。
そして色々な意味で注目されている両サイド2本出しのマフラーフィニッシャーですが、こちらは本物のクワッドエキゾーストではなくフェイクエキゾーストであることが確定。
あくまでも、環境性能を考慮したプラグインハイブリッド(PHEV)モデルであることを意識づけるためのマツダ独自の遊び心と演出なのかもしれません。
新型CX-60のインテリアは上質ながらも、CX-8よりも少しトーンダウンしているところも?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!