フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ノア/ヴォクシーのTVキャンセラーには要注意!走行中TVが見れる一方で「ナビが動作しない」「安全装備も一部機能しない」ことも【動画有】

2022-07-04

但しナビ動作や安全装備が機能しないのは、不具合ではなく「仕様」

さてさて、2022年3月に私に納車されたばかりのトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ヴォクシー(Toyota  New Voxy)ハイブリッドS-Z(2WD)ですが、以前納車+TVキャンセラーキットに関するブログをご紹介した際、大変多くの方々からTVキャンセラーに関するお問い合わせを頂きました。

その内容というのが、「ディーラーオプションのTVキャンセラーはどこのメーカーなのか?」「ディーラーオプションではいくらぐらいなのか?」「TVキャンセラーは本当にナビが動作がしないのか(自車位置を測位しない)?」などで、どうやらディーラーによっては「新世代のナビゲーションなので、まだ商品が無い」と回答されているところもあるようです(つまりディーラーオプションの設定が無いところも)。

っということで、実際に私に装着されている新型ヴォクシー用のTVキャンセラーの製品名や仕様、注意内容を取扱説明書を見ていきながらチェックしていきたいと思います。


ディーラーオプションのTVキャンセラーはJES製

こちらが、私がお世話になっているトヨタディーラーにて注文したディーラーオプションTVキャンセラー。

メーカーは日本電機サービス(JES)社さんで、TVキャンセラー型式は「TTR-47」。

価格帯としては、工賃含めて28,600円(税込み)となります。

納車前に取り付けて頂いたTVキャンセラーの位置はコチラ(赤丸部分)。

TVキャンセラーはボタン操作1回で走行中のTV視聴が可能

操作方法としては、ボタンを1回押すことでスイッチが赤く点灯し、走行中でもTVが視聴できるというもの。
※ディーラーオプションの後席の14インチ有機ELディスプレイは、TVキャンセラーが無くとも視聴可能

これまでトヨタやレクサスにて販売されてきたTVキャンセラーキットは、走行中TVが視聴できるだけでなく、ナビ操作も可能でしたが、ナビゲーションシステムが新世代となったレクサス新型NX/LX600やトヨタ新型ノア/ヴォクシーでは、走行中にTVが視聴できても「ナビが動作しない」という仕様になっています。

近場や土地勘のあるところを走行する場合であれば特に影響はないものの、知らない土地や家族旅行などで遠方に向かうとき、助手席の人がテレビを見つつもナビの音声案内が無いのは非常に残念なところです。

上記の件に関しては、いまのところ「仕様」とはしているものの、できれば仕様を改善してほしいところですね。

テレビキャンセラーの取扱説明書に記載されている注意事項にも注目

そしてこちらが、TVキャンセラーキット使用時の注意事項。

◇切り替えスイッチON(TV & ナビモード)の状態では、地図上の自車位置は動かなくなります。
TVコントロール機能を使用後、自車位置を正しい位置に表示する場合にはスイッチをOFFにしてしばらく走行してください。

◇切り替えスイッチON(TV & ナビモード)の状態では、ルート案内をする事は出来ません。ルート案内をご使用の場合には必ずOFF(ノーマル状態)にしてご使用ください。

◇切り替えスイッチON(TV & ナビモード)の状態では、一時停止案内、逆走注意案内、踏切案内、合流案内、先読みエコドライブ、事故多発地点案内、レーン案内等の機能が正しく機能しませんが、故障ではありません。

「TVキャンセラーONの間、走行中にテレビが見れるのに、ナビが動作しないのは不具合だ!」と指摘される方もいらっしゃいますが、これは不具合ではなく「仕様」で、取扱説明書の注意事項にも記載されているので要チェック。

しかも、ナビが動作しないだけでなく、予防安全装備やドライビングサポート機能も一部機能しない場合もあることを確認しているため(ナビと連動している可能性も?)、もしかすると取扱説明書に記載されていない機能がストップする?ということも考えられるかもしれません(日産のプロパイロット機能もテレビ視聴中に機能しないこともある)。

この辺りは、今後インプレッションしていくなかで発見した際にご報告出来ればと思います。

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