日本にも納車予定と噂のブガッティ新型チェントディエチがもうすぐ生産開始!世界限定10台&10億円以上…約5万kmのテスト走行だけでガソリン代は「200万円以上?」

なお日本国内では、購入権並びに仕様決め含めて約16億円ほどで販売されるようだが…

ブガッティが世界限定10台のみ販売し、その車両本体価格が現地価格にて800万ユーロ(日本円に換算して約10.3億円)と言われているブガッティ新型チェントディエチ(Bugatti Centodieci)。

車名はイタリア語で「110」を意味していて、ブガッティ創業110周年を記念し、更に1990年代に生産されたEB110のオマージュあることから、様々な意味合いを込めてチェントディエチという名称が付けられました。

実はこのモデル、前回のブログでもお伝えの通り、東京都新宿区西新宿を拠点とする商社・ディーラーであるTPE Ltd.(ティー・ピー・イー)さんが「1,604,154,831円(約16億円)」にて販売していることで大きな話題となりました。

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そんな超高額モデルとなる新型チェントディエチが、いよいよあと少しでテスト走行を終了する予定で、その後本格的に生産を進めていくことが明らかとなりました。


新型チェントディエチは、あと50,000kmのテスト走行を完了させて生産開始予定

今回ブガッティが公式プレスリリースにて発表した内容は、これまで様々なテスト走行を実施してきた新型チェントディエチプロトタイプが、残り50,000km(31,000マイル)ほどテスト走行を行った後、本格的に顧客向けのオーダーモデルを生産していくとのこと。

プロトタイプモデルはホワイト系のカーボンボディに設定され、何か月にもわたり高速道路やサーキット、一般道、都心部の狭い道、また高速道路と繰り返し行い、あらゆる条件においてもしっかりと耐久性を確保していることを確認してきました。

またブガッティによると、1日の最長移動距離は1,200kmにも上ることもあったそうで、基本的に停車するタイミングは「ドライバーを交代」するか「技術チェック」、そして「給油する」ぐらい。

ところでブガッティの燃費ってどれぐらいなの?

ちなみにチェントディエチのベースとなるモデルですが、世界限定500台のみとなるため、基本的なパワートレイン(エンジン出力は+100psアップの1,600ps)やプラットフォーム、燃料タンク容量は同じだと考えられますが、参考情報として2021年に公表されたシロンのEPA燃費は3.9km/Lと世界ワースト1位(チェントディエチはこの燃費よりも更に悪いデータになると予想)。

さらにシロンの場合、(電子的制御で)最高時速となる420km/hに到達したまま走り続けた時の燃費は0.8km/Lとなり、僅か7分で100Lタンクが空になってしまうことも大きな話題となりましたね。

チェントディエチが50,000kmテスト走行した場合、ガソリン代はどれぐらいになる?

先ほどの走行距離の話に戻りますが、仮にチェントディエチの燃費が3.9km/Lとなる場合、1日最大1,200km走行するとなると、1日最低3回は満タン給油を行っていると考えられ、ハイオクガソリンの単価が仮に180円/Lだった場合は18,000円…つまり54,000円のガソリン代がかかるという計算になります。
注)あくまでも日本でのガソリン価格に設定した場合の計算なので、参考程度にみていただけますと幸いです

したがって、残り50,000kmほどのテスト走行を実施するとなると、チェントディエチは最低でも128回の満タン給油を実施する必要があり、「18,000円 × 128回 = 2,304,000円(約230.4万円)」のガソリン代が必要となることを意味します。

もちろん、これはあくまでも3.9km/Lの燃費を維持し続けた場合を意味するため、様々な条件で走行する場合は2.0km/L未満の燃費になることも考えられるでしょうから、考え方によっては300万円のガソリン代が発生することも考えられますし、230.4万円のガソリン代が「最も抑えられた維持費」という考えもできるのかもしれません。

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