フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ノア/ヴォクシー/レクサス新型NX/LX600にて発生した「走行中にテレビが見れてしまう不具合」→Amazon Fire TV Stickなどの視聴防止対策も含まれている?

本来であればTVキャンセラーを装着するのもグレーな部分はあるのかもしれない

さてさて、2022年4月13日に国土交通省のプレスリリースでも明らかとなったフルモデルチェンジ版・トヨタ新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)/レクサス新型NX/新型LX600の不具合について。

対象台数は約3.1万台と、新型として発売された全ての車両が不具合の対象になるわけですが、ざっくりとした不具合内容としては「走行中でもテレビ視聴ができてしまう」ということ。

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本来であれば、「車両走行中」の際はディスプレイオーディオでのテレビやDVD、サブスクなどの映像を視聴することは出来ない仕組みとなっていますが、こういった走行中に視聴できてしまう不具合が生じているため、ユーザーでのアップデートが可能なOTA(Over The Air)での対応となります。

なお、トヨタ/レクサスのディーラーオプションにて設定可能な「走行中にテレビが視聴できる」TVキャンセラーも販売されていますが、これに関してはちょっとグレーな部分もあり、あくまでも「助手席や後席に座る方が視聴する」ための機能となっています。


走行中にテレビ視聴はできなかったが、「シフトが”D”レンジ+停車中」のときはテレビ視聴が可能だった

ちなみに今回不具合の対象となっているモデルは、新世代ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)を搭載した全く新しい新型車となり、先述の通り新型ノア/ヴォクシー/レクサス新型NX/新型LXの4車種。

そのうちの新型ヴォクシー/レクサス新型NXは私も所有していて、いずれも走行中にテレビ視聴可能なTVキャンセラーを装備していますが、キャンセラーOFFの状態でも「走行中にテレビが見れた」ということは無し。

そもそもシフトが”D”レンジに入っている時点で、「停車中」であってもテレビ視聴できるのはマズい?

但し、信号待ちの停車時は”走行中”に入らないためなのか視聴は可能ですが、これについては以前、現行ハリアー(New Harrier)でも同様のことが可能で、その後トヨタディーラーより「仮に停車中であっても、そもそもシフトが”D”レンジに入っているときにテレビ視聴ができるのはアウト」ということから、プログラムの書き換えで「”D”レンジ+停車中(オートブレーキホールド時も含む)」であってもテレビ視聴は不可能になりました。

もしかすると、トヨタ/レクサスはこういった操作例であってもテレビ・DVDなどの視聴も禁止する可能性があり、このあたりはOTAアップデート・プログラム修正後に検証してみたいところ。

トヨタ/レクサスはAmazon Fire TV Stickにも注目している可能性がある?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!