ほぼ新車レベルのホンダS2000CRが競売にて高額落札!日本円にして2,500万円超え…日産スカイラインGT-R R34やトヨタ80スープラに迫る高騰っぷりだ

いよいよホンダS2000CRもネオクラシックカーの仲間入りとなり、高嶺の花となってしまったか…

過去これまで、何度か競売や中古車市場にも出品されてきたホンダの2ドアオープンスポーツモデルのS2000。

今回、更に希少でハイパフォーマンス仕様の2009年式となるS2000CRがBring A Trailerオークションにて出品され、しかも過去最高額となる200,000ドル(日本円に換算して約2,560万円)にて落札されたことが明らかとなりました。

このモデルは、インディカードライバーであるグラハム・レイホール(Graham Rahal)氏が所有していた愛車とのことですが、走行距離は僅か123マイル(197km)と全く走られておらず、恐らく同氏が投機目的として所有していた可能性が高そうです。

一体どれほどに美しい個体なのか?早速チェックしていきましょう。


かなり珍しいリオイエローパールのS2000CR

こちらが今回、海外オークションサイトBring A Trailerにて高額落札されたというホンダS2000CR(Club Racer)。

日に日に高騰しているS2000シリーズですが、そのなかでもS2000 CRは日本では販売されていない北米市場向けの超希少モデルで、その生産台数は僅か699台のみと言われています。

なおS2000CRと聞くと、これまではアペックスブルーと呼ばれるスポーティなブルー系が多かったように感じられますが、今回落札されたのはリオイエローパール(Rio Yellow Pearl)と更に希少。

そしてトップルーフは、ソフトトップではなくハードトップ仕様というのも見どころ。

足もとには17インチのシングル5スポークアルミホイール(フロント215/45、リヤ255/40のブリヂストン製ポテンザRE070タイヤ)が装着され、ブレーキキャリパーはシンプルなシルバーとなります。

S2000CRは走りに特化したハイパフォーマンスモデル

ちなみに、日本市場向けとして販売されたハイパフォーマンスグレードのS2000タイプSとの大きな違いとしては重量などが挙げられ、S2000CRはエアコンやオーディオなどが排除されたことで最大45kgの軽量化に成功。

更に専用サスペンション(レートの高いスプリング)や剛性の高いアンチロールバー、ステアリングラックのアップデート、専用エキゾーストシステムをインストールするなど、その完成度はかなりレーシー寄り。

あとは真後ろから見たときのダイナミックな固定式リヤウィングは、日本仕様のタイプSとほぼ同じ仕様だと思われますが、ここまで各パーツの主張が強いスポーツクーペも珍しく、当時どれだけ基調で入手困難な一台だったかがよくわかります。

S2000CRのエンジンスペックは、スーパーカーに匹敵するレベルだった?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!