えっ、また?フルモデルチェンジ版・スバル新型レヴォーグが5度目のリコール!他フォレスター/レガシィ含めて5万台超えに…更に新型レガシィアウトバックがファイブスター大賞を獲得
最悪の場合、エンジンが始動できない恐れアリ
スバルのフルモデルチェンジ版・新型レヴォーグ(Subaru New Levorg)やフォレスター(Forester)、そしてレガシィ(Legacy)の3車種・計52,838台に大量リコール。
不具合内容としては、排気ガス再循環装置(EGR)に搭載した EGR圧力センサにおいて、排気ガスに対する耐力が不足していたため、排気ガスによる腐食からセンサ出力異常を起こし、警告灯点灯、加速不良に至ることがあり、最悪の場合、エンジンが始動できないおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
ちなみに今回の不具合を含め、レヴォーグが2代目(VN系)として発売されてから約2年間で5度目のリコールということになります。
対象モデルをチェックしていこう!
なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は発生していないものの、既に549件もの不具合が発生していて、市場からの情報により明らかになっています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][レヴォーグ]
・4BA-VN5/VN5-002043 ~ VN5-036727/令和2年11月2日 ~ 令和4年4月6日/32,986台[フォレスター]
・4BA-SK5/SK5-002009~ SK5-021754/令和2年10月21日 ~ 令和4年4月5日/14,313台[レガシィ]
・4BA-BT5/BT5-002015~ BT5-008314/令和3年12月7日 ~ 令和4年4月6日/5,539台
改善措置としては、全車両、EGR圧力センサを対策品に交換し、エンジンコントロールユニットの制御プログラムを書き換えるリコール作業を実施するとのことです。
これまでに届け出された新型レヴォーグの不具合・リコール内容をまとめてみていこう
参考までに、新型レヴォーグでのリコール届出4件をまとめてチェックしていきましょう。
1つ目は、ブレーキペダルのストローク値をソフトウェアが誤認識し、その結果として、バッテリが上がったりクルーズコントロールがセットできずにブレーキランプが点灯し続けたり、又は警告灯が点灯してブレーキペダル踏力が重くなるおそれがあるという不具合。
続いて2つ目もブレーキ関連による不具合で、意図しないところで障害物との接近を知らせる警報音が鳴り、衝突被害軽減ブレーキが作動するおそれがあるというものですが、これにより物損事故が1件発生していますとのこと。
そして3つ目の不具合が電動パーキングブレーキ関連の不具合で、制御プログラムが不適切なために、電動パーキングブレーキが解除できなくなるというものです。
そして4つ目の不具合が、事故自動緊急通報装置(データコミュニケーションモジュール)に関する不具合で、緊急時に音声通話ができず、保安基準第43条の8(事故自動緊急通報装置の基準)に適合しないとしてリコールを届け出ています。