フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ノア/ヴォクシーのリコール対応完了!発生確率は僅か「0.043%」、レンタカー業者にも影響有り、私の新型ヴォクシーはどうだった?

2022-07-06

今回のリコールは火災発生の恐れもあるため、深刻度としてもかなり大きめだった

さてさて、2022年6月3日に届け出されたばかりとなるトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)のハイブリッドモデルに関するリコールですが、私の新型ヴォクシー・ハイブリッドS-Z(2WD)もリコールの対象に含まれているとのことで、いつもお世話になっているトヨタディーラーにて対応いただくことに。

不具合内容としては、新型ノア/ヴォクシー/レクサス新型NXより初めて採用されたドライビングサポート機能の一つであるプロアクティブ・ドライビング・アシスト(PDA)で、一部の対象に限りブレーキ保持したまま走らせることが可能になってしまい、最悪の場合、そのままブレーキディスクが過熱して火災の原因となる恐れがあるとのこと。

対象となるのは、新型ノア/ヴォクシーのハイブリッドモデルに限定されていて、ガソリンモデルに関しては特に大きな影響はないとのことです。


今回のリコールはレンタカー業者にも大きな影響が出ているようだ

いつもお世話になっているトヨタディーラーの情報によると、今回のリコールによる不具合発生率は「0.0425%」とのことで、台数で換算すると2,348台に1台ということに。

その前に、2022年6月初旬時点で約1.9万台のハイブリッドモデルが全国の顧客の下に納車されていることも驚きですが、その中にはディーラーの展示車・試乗車、レンタカーも含まれているそうです。

参考までに、具体的な型式や対象製造期間は以下の通り。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[ノア/ヴォクシー]
・6AA-ZWR90W/Z W R 9 0 – 0 0 0 1 0 0 1 ~Z W R 9 0 – 0 0 1 3 5 8 7/令和 3 年 12 月 1 日~令和 4 年 5 月 25 日/12,560台

・6AA-ZWR90W/Z W R 9 0 – 8 0 0 0 0 0 0 ~Z W R 9 0 – 8 0 0 3 0 3 7/令和 3 年 12 月 1 日~令和 4 年 5 月 24 日/3,030台

・6AA-ZWR92W/Z W R 9 2 – 0 0 0 1 0 0 1 ~Z W R 9 2 – 0 0 0 1 0 7 4/令和 3 年 12 月 1 日~令和 4 年 5 月 19 日/74台

・6AA-ZWR95W/Z W R 9 5 – 0 0 0 1 0 0 1 ~Z W R 9 5 – 0 0 0 4 1 2 8/令和 3 年 12 月 1 日~令和 4 年 5 月 25 日/3,120台

そしてこれも、レンタカー会社の新型ノア/ヴォクシー・ハイブリッドモデルをレンタルしようとしていた方からの情報なのですが、今回のプロアクティブ・ドライビング・アシストによる不具合によりリコール対応頂くまで、急きょ「レンタル停止」となったそうで、新型ノア/ヴォクシー相当のミニバンを提案されたそうですが、そうなると同モデルのガソリンタイプか、アルファード(ALPHARD)/ヴェルファイア(VELLFIRE)が代替え対象ということになりそうですね。

まさかこういったところで問題が拡大しているとは…というのが正直な感想ですが、まずは大きな事故につながるような報告が無かったことは不幸中の幸いですし、発売後間もないとはいえ、トヨタが市場の声に耳を傾けて早期発見・対策を進めたところは高く評価すべきではないかと考えています。

私の新型ヴォクシーの調査結果は?

そして私の新型ヴォクシー・ハイブリッドの調査結果ですが、ブレーキ関連部品に問題は特に無く、過熱による異常なども発見されなかったため問題無し。

そしてこれは、全ての対象車両に実施されるもので、ブレーキアクチュエータ用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に変更するリコール作業を実施。

全体の作業は概ね40分~50分ほどで完了しましたが、ディーラーによっては「洗車サービス」もあわせて対応しているそうです(今回は別件で本業の打ち合わせを控えていたため、洗車はお断りしました)。

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