結局「誓約書」の意味とは…「2台目」となるフルモデルチェンジ版・レクサス新型LX600が中古車サイト・カーセンサーにて販売中!「応談」ながらも普通にスーパーカー1台分買えそうだ
しかも新車登録は2022年5月なので、納車されてから1か月も所有していない?
前回のブログにて、2022年1月に発売されたばかりとなるレクサスのフルモデルチェンジ版・新型LX600エグゼクティブ(Lexus New LX600 EXECUTIVE)が、早くも中古車サイト・カーセンサーにて販売され、その販売価格が車両本体価格の約2倍となる3,500万円にて転売され大きな話題となりました。
金額だけを見たら、メルセデス新型マイバッハGLSクラス(Mercedes New Maybach GLS Class)や、ランボルギーニ・ウルス(Lamborghini Urus)、更にはフェラーリ新型ローマ(Ferrari New Roma)/296GTBが購入できるほど。
果たしてそれだけの金額を支払う価値があるのかは不明ですが、最も気になるのは、新車購入前に(納車後1年間は)転売・輸出禁止の旨が記載された誓約書にサインをしたものと考えられますが、なぜそれでも売却できたのか?ということで、今回新たに中古車サイト・カーセンサーに出品された新型LX600も、同じ疑問に思うのが正直なところです。
オーナー自身のさじ加減で「転売ではない」と言い切れるのかもしれない?
こちらが今回、カーセンサーでは「2台目」となる新型LX600エグゼクティブ。
販売元は、神奈川県横浜市を拠点とするIWASAKIさん。
新車販売価格にして1,800万円(税込み)、中古販売価格は「応談」となっていますが、恐らく3,000万円を優に超えてくると予想されます。
基本情報をチェックしていくと、年式はもちろん2022年式で、走行距離は僅か250km、車検有無を見ていくと2025年5月となっているため、おそらく新車登録は2022年5月頃。
つまり、車両登録されてから1か月足らずですぐにカーセンサーに出品された可能性があるわけですが、この流れをみるだけでも「転売じゃないのか…?」と思うのが正直なところ。
元オーナーの生活環境に変化が生じ、売却せざるを得ない状況となった場合は難しい?
ただここで注意してほしいのは、この車両が「転売目的」かどうか判断するのは難しく、例えば「オーナーの生活環境が変化してしまったために、車が必要なくなった→急きょ売却」といった例や、「諸々の理由で売却しなければならない理由ができた」など様々で、売却した本人の考え方次第では「転売ではない」とも主張できますし、この辺りの判断はディーラーだけでなく販売本部も絡んでくるのではないかと推測(直接的にメーカーが関与しているかは不明)。
仮に高額値で販売しているとしても、その金額で売れるかはわからない
とはいえども、車検有無や走行距離、更にはグレードやソニッククォーツと呼ばれるホワイトカラーの組み合わせを見ても、はたから見ると「どう考えても転売にしか見えない」と思ってしまうのが普通。
現時点ではまだ何とも言えないところではありますが、先ほどご紹介した1台目のフルモデリスタ&3,500万円の新型LX600 EXECUTIVEの個体を拝見する限り、例えば高額値での転売を狙っていたとしても「果たしてその金額で購入するユーザーがいるのか?」と言われると疑問に思う所。
まだまだ球数も少なく、相場が全く読めない個体でもあるため、今後の状況次第では値下げも十分考えられそうですが、それでも新車価格よりも高額であることは間違いなさそう。