フルモデルチェンジ版・トヨタ新型クラウンにはちょっと珍しい「アレが装備」される?アドバンスドドライブはメーカーオプションながらも、長納期化の可能性も
新型クラウンの注目度は高いが、ディーラーとの温度差も…?
2022年7月15日に発表予定となっているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型クラウン(Toyota New Crown, 235系)ですが、やはり発表・発売前からの注目度は非常に高いものの、トヨタディーラー曰く「新型ノア/ヴォクシーのように”予約したい!”という顧客からの声はほとんど無い」とのこと。
やはり高価格モデルとなることが予想される新型クラウンですが、「注目される」ことと「売れること」は全くの別で、新規ユーザー&若年層の獲得を狙う一台ではありながらも、どこまで販売を伸ばすことができるのか注目したいところ。
先行予約も2022年6月下旬頃からスタート予定との噂もありますが、こちらも新型ノア/ヴォクシーのように「ディーラー1番で契約したい!」といった問い合わせはほとんど無いそうで、今のところはSNS上にて騒がれているだけなのかもしれません。
そして今回は、新型クラウンに関する最新情報の続報ということで、メーカーオプションにて準備されている予防安全装備や、ちょっと珍しい新機能についてご紹介していきたいと思います。
新型クラウンの予防安全装備には続きがある

まずは新型クラウンの予防安全装備Toyota Safety Senseについて。
前回のブログでは、以下のようにBASEグレードより標準装備の装備内容と、HI Leather Package以上より装備される装備内容に差が見られることをお伝えしました。
【(2023年)新型クラウンの予防安全装備一覧】
[BASEより標準装備の安全機能]
◇プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]、自転車運転者[昼夜]、自動車二輪車[昼]検知機能(衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー・カメラ方式))
◇レーントレーシングアシスト[LTA]
◇レーンディパーチャーアラート[LDA]
◇レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)
◇オートマチックハイビーム[AHB]
◇ロードサインアシスト[RSA]
◇ドライバー異常時対応システム
◇プロアクティブドライビングアシスト[PDA]
◇発進遅れ告知機能[TMN]
[HI Leather Packageより標準装備の安全機能]
◇BASEグレードの予防安全装備を追加
◇ブラインドスポットモニター[BSM]/後方車両への接近警告
◇安心降車アシスト[SEA]
◇パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)
◇リヤクロストラフィックアラート[RCTA]
◇アダプティブハイビームシステム[AHS]
実はこれらの装備以外にも、上位グレードのみにメーカーオプションのドライビングサポートパッケージという形で、以下の予防安全装備が追加設定可能になっています。
ドライビングサポートパッケージの詳細は以下の通り。
【ドライビングサポートパッケージ】
◇前後ドライブレコーダー
◇パノラミックビューモニター[PVM]
◇パーキングサポートブレーキ(後方歩行者)
◇リヤクロストラフィックアラート[RCTA]
※アドバンスドドライブ(渋滞時支援)
※リモート機能付きアドバンスドパーク
ドライビングサポートパッケージの装備内容次第では、納期が大きく異なる恐れも?

なおドライビングサポートパッケージは、「◇」のみが装備されるパターンと、トヨタチームメイトサポート機能が追加装備される「◇ + ※」の2種類のパターンが準備されるわけですが、トヨタディーラー曰く、「◇ + ※」のセットオプションは長納期化する恐れがある?とのことで、この辺りは新型ノア(New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)の37Jコードオプションに近いものがあるようですね。
アドバンスドドライブは新型ノア/ヴォクシーと同等レベル
そしてこれもちょっと残念な話ではありますが、新型クラウンに設定可能なアドバンスドドライブ(渋滞時支援)ですが、機能レベルとしては「自動車専用道路での運転において、渋滞時(0km/h〜約40km/h)にレーダークルーズコントロール及びレーントレーシングアシスト作動中にドライバーが前を向いているなど一定の条件を満たすとシステムが作動」と、新型ノア/ヴォクシーと全く同じレベルになるとのことなので、そう考えると新型クラウンの先進装備に目新しいものが無いということになるようです。