【最近の新型車の流行に物申す!】carwowマット氏が「2022年新型車で改善・やめてほしい流行り10選」を公開!「パチモングリル」「タッチパネル」「何でもかんでも電動化」等【動画有】

2022-07-06

改めて「流行」と「便利・使いやすい」が必ずしも直結するわけではないことを教えてくれる動画でもある

イギリスの自動車評論家でお馴染みcarwowのマット・ワトソン氏が、2022年の新型車で「やめてほしい・改善してほしい流行り10選」を公開。

日本語翻訳のセンスも影響しているとは思いますが、鋭くも正直で一切忖度しないレビューが売りのマット・ワトソン氏も、今回の「流行り」に関しては相当な怒りがあるようで言いたい放題。

いわゆる「メーカーが搭載した方が良い、流行っている」と考える機能と、「ユーザーが搭載してほしくない」と考える機能がリンクしているものを中心に取り上げているのだと考えられますが、もしかしたら今後の自動車メーカーの設計思想やアイデンティティを揺るがすような動画となっているかもしれません。

一体どのような内容なのか?早速チェックしていきましょう。


①:ソフトリミッター

まずは多くの車に搭載されているソフトリミッター。

速度リミッターやレブリミッターなど色々とありますが、日本で言えば「180km/h」を超える速度が出せないように意図的に制御されたリミッターを意味していて、マット氏としては「こうしたソフトリミッターは、普通車に搭載するのは問題無いと思うが、高性能モデル(ハイパフォーマンスカー)に搭載するのはおかしいだろ!」と強く訴えています。

ただ、こういったソフトリミッターの役割の一つには、昨今加速化している排ガス規制や騒音規制等の影響、更にはBMW/アウディ/メルセデスベンツといったドイツ紳士協定のもとで意図的にリミッターを掛けざるを得ないというのもあるようです。

以下の動画では、「ソフトリミッター」に関するマット氏の意見から再生されるように設定しています

②:車線逸脱警告

続いては予防安全装備・ドライビングサポートシステムの「車線逸脱警告」。

これは一般道や高速道路の白線などの車線を読み取り、車線を逸脱すると「ピーピーピー」と警告音がなる便利機能となりますが、マット氏としては「高速道路での利用には便利だが、街中やクネクネした道ではやかましい」と主張。

ただ車線逸脱警告は、メーカーによってある一定の速度以上にて警告音が鳴るようになっていて、高速道路を乗らないのであれば、運転中でも簡易的にON/OFF設定できる車種もあるため、この辺りは一長一短だと思います。

以下の動画では、「車線逸脱警告」に関するマット氏の意見から再生されるように設定しています

③:電気自動車のパチモングリル

続いては、電気自動車に装備されている謎の「パチモングリル」について。

いわゆるエンジン冷却の必要性が無いラジエーター風グリルで、しかも通気性の無いグリルデザインのバンパーを設けることに何の意味があるのか?というのがマット氏の主張です(ムカつく流行りと言っているところに、マット氏の怒り具合がわかります)。

なお内燃機関モデルのデザインをベースにした電気自動車に関しては、内燃機関のボディを流用していることもあってグリル風バンパーになってしまうのは致し方ないものの、ベースモデルが存在しない全く新しい電気自動車に対してグリル風バンパーを設けるのは許せないようです。

以下の動画では、「パチモングリル」に関するマット氏の意見から再生されるように設定しています

④:格納式ドアハンドル

続いては格納式ドアハンドル。

いわゆるレクサスLCやランボルギーニ・ウラカン(Lamborghini Huracan)などのポップアップ式ドアハンドルのことを指しますが、ボディがフラッシュサーフェスに仕上がりシンプルで滑らかになるものの、一方で「ドアハンドルが開けにくい」「握手するかのようにスムーズにドアハンドルが開けられない」など、この辺りの普段使いや実用面というところでマイナスに評価しているようです。

以下の動画では、「ドアハンドル」に関するマット氏の意見から再生されるように設定しています

2ページ目:このほかにも「ピュアEVの充電口」や「タッチパネルの操作性」など、改善してほしいポイント