盗難には注意!日本限定400台のJDMスポーツカー・スバル・インプレッサ22B STiが競売に登場。予想落札価格は日本円で2,000万円に到達する勢い

2022-07-06

2023年にはアメリカ独自の輸入規制「25年ルール」が解禁となる注目車両

スバルが日本限定400台のみ販売し、採算度外視となる匠の技術が詰まったインプレッサ22B STi(Subaru Impreza 22B STi)。

このモデルが1998年に発表・発売されて、もうすぐ24年が経過しようとしていますが、2023年にはアメリカ独自の輸入規制である「25年ルール」が解禁するため、今後間違いなく高騰するであろう国産(JDM)スポーツカーの一つ。

当時の新車販売価格は500万円と”数字だけ”を見ると高額ではありますが、WRCで3連覇を成し遂げたインプレッサWRC97を公道仕様モデルとして再現した一台でもあるため、「新車価格が最も安価」といえる一台かもしれません。

そんな超希少なインプレッサ22B STiが、海外のオークションサイトSilverstone Auctions(シルバーストーン・オークション)に出品されることが明らかとなりました。


何とオーナー歴はワンオーナー!内外装ともに丁寧に扱われた極上の一台

こちらが2022年8月に出品される、1998年式のスバル・インプレッサ22B STi。

先程は日本限定400台と説明しましたが、イギリスなどの欧州市場向けも含めると”世界限定425台”のみ製造されました。

そして今回オークションに出品されるモデルは、日本市場向けに製造された一台で、シャシーナンバーは318/400、しかもオーナー歴は日本人ワンオーナーのみ。

走行距離は僅か37,000km未満

割かし後半に作られたモデルということで、1998年に製造された約24年が経過しての総走行距離は僅か36,396km。

年間に換算すると約1,517kmと全く走られていないことが確認できますが、もしかすると公道で走られたのは納車された当初で、その後は専用ガレージにて大事に保管されていたのかもしれません。

当時の+80mmのワイドフェンダー化は強烈

ちなみにこのモデル、ボディスタイルを見てもお分かりの通りフロントフェンダーの張り出しが非常に大きいことから、鋼板プレスの専用ボディパネル(フロント・リヤブリスターフェンダーパネル)と、専用フロント・リヤバンパーを用いることで1,770mmまでワイド。

現代の車の全幅に比べると非常にコンパクトな印象を受けますが、GC/GF系インプレッサの全幅が1,690mmだったことを考えると、+80mmもワイド化したことになります(ベースはE型クーペ)。

車種は全く異なりますが、トヨタ・ヤリス(Toyota Yaris)をベースにしたラリー仕様の新型GRヤリスも、ダイナミックな専用ワイドボディキットとリヤブリスターにより、全幅1,695mm → 1,805mm(+110mm)までワイド化して大きな話題となりましたが、20年以上前のモデルで+80mmのワイド化も中々に強烈だと思います。

2ページ目:気になるインプレッサ22B STiの予想落札価格は?