盗難には注意!日本限定400台のJDMスポーツカー・スバル・インプレッサ22B STiが競売に登場。予想落札価格は日本円で2,000万円に到達する勢い

2022-07-06

当時の新車価格500万円が破格に思えてくるスバル・インプレッサ22B STi

引き続き、1998年式スバル・インプレッサ22B STiを見ていきましょう。

この他にも、ベント付きアルミニウムフードの形状変更(スクープ拡大)や、ロッカーエクステンション、調整可能なリアウィング、スバルSTiをイメージ付ける専用ブルー、そしてゴールド仕上げとなる17インチのBBS鍛造アルミホイール+レッドブレーキキャリパーも標準装備。

そして足回りについては、ビルシュタイン製の専用サスペンションをインストールし、ツインプレートクラッチや専用デフロックコントロールモジュールなど、とても公道仕様とは思えないほどの変態的なスペックを持つことに(改めてこれだけの装備内容で500万円は破格だと思いますし、現代で作れば800万円ぐらいでも完売しそう)


内装も新品同様に美しく程度も問題無し

インテリアも、ボディカラーにマッチしたブルーとブラックのデュアルトーンカラーを採用し、シートもタイトなファブリックシート表皮を設定。

この他、3スポークのSTiステアリングホイールにレッドのカラードステッチを縫合していますが、センターシフトノブにも同様のレッドカラードステッチを縫合。

フロントマットも、22B STi専用デザインで、ブルーのパイピングとレッドSTi刺繍との組み合わせもグッド。

スペックは当時の自主規制いっぱいとなる280馬力

そしてパワートレインですが、これはスバルの技術職人によって丁寧に手組されたビッグターボチャージャー付の水平対向4気筒エンジンで、排気量も専用の2.2Lに拡大。

この他にも、専用の鍛造ピストンやナトリウム封入エキゾーストバルブなどが採用され、最大出力は当時の日本の自主規制いっぱいとなる280hp/6,000rpm、最大トルク363Nmを発揮しますが、一部の噂では「280hpよりも更に上」といった話も。

トランスミッションは5速MTのみとなります。

予想落札価格は1,000万円台で安定するも、そろそろ2,000万円の大台へ

最後に気になる予想落札価格ですが、100,000ポンド~120,000ポンド(日本円に換算して約1,630万円~約1,960万円)。

なおインプレッサ22B STiの相場は、概ね1,000万円台で安定していて、2022年1月にオーストラリア政府によって押収された22B STiも日本円に換算して約1,600万円でした。

それに比べると、為替の影響はあるにしても、いよいよ2,000万円の大台にまで登ろうとしていますし、今後も更に高騰する可能性は高そうで、より一層盗難被害には注意したい一台だと思います。

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Reference:SiverstoneAuctions