フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ステップワゴンが納車されて1か月が経過!走行距離は1,000km未満だが、ハイブリッドe:HEVでもブレーキダストは結構多め?

ホンダ新型ステップワゴンe:HEV SPADA PREMIUM LINEの納車1か月後インプレッションの続き

新型ステップワゴンの車内について

続いてホンダ新型ステップワゴンのインテリアについて。

私が所有するグレードですと、3列7人乗りレイアウトで、シート表皮はスエード×合成皮革のコンビシート、そして2列目キャプテンシートにはオットマンと格納式アームレストが装備されるわけですが、使い勝手や乗り心地、広さとしては十分なほどで不満はほとんどなし(シートに座る際にお尻が滑らず、ホールド感や包み込まれるような感覚は素晴らしい所)。

特に高速道路を走行する際の道路と道路のつなぎ目を通過する際の突き上げや振動は、新型ヴォクシーに比べると圧倒的に抑えられているので、後席に乗る子供も特に不快には感じていないとのこと。

後席調整は子供にやさしい設計に

そして子供が新型ヴォクシーよりもステップワゴンを気に入っている決め手が、2列目キャプテンシートの調整のし易さ。

サイドに設けられた3つのレバーが「どのように機能するのか」がイラストと矢印で表記されていますし(3種類のレバーの長さや形状も異なる)、何よりも3つのレバーがカタ過ぎず、子供でも一人でレバー操作ができるのは非常にありがたいところです。

こちらは新型ヴォクシーの2列目キャプテンシートのサイドレバー。

全て同じ形状のレバーで、それぞれがどのような機能を果たすのかも表記されていないので、実際に後席に座る子供からすると全くわからない上、オットマンやリクライニングはレバーがカタ過ぎて一人で操作できないそうです。


新型ステップワゴンの走りについて

続いて新型ステップワゴンの走りについても見ていきましょう。

排気量2.0L 直列4気筒エンジン+電気モーターを組み合わせたe:HEV仕様ということで、最初は大きい車体を意のまま操れるかどうか不安でしたが、実際に高速道路などで走らせてみるとアクセルレスポンスは良く、遅れて加速するような不安定さもなし。

ただ走行中のアクセルペダルからの振動や、アクセルを踏み込んだ時の空気を押し込むような違和感は高速道路で顕著に表れているのが気になるところ。

ホンダディーラーとしては特に問題無しと判断していますが、競合の新型ヴォクシーではそういった違和感は感じられなかったため、お互いの利用頻度が増えてくると、それぞれの違いが更に明確に表れてくるかもしれません。

そしてステアリングフィールは、ある程度のダイレクトさはあるものの、高速道路走行時のステアリングのちょっとした振動、そしてステアリングが真っすぐではなく、少し左側に傾いているのが気になるところで、この辺りは長距離運転して見ないとわからないところだと思います(車線維持支援システムや路外逸脱抑制機能が効いていることもあってステアリングは少しカタメ)。

ブレーキダストは意外と多め

最後は新型ステップワゴンの気になるポイントでもあるブレーキダストについて。

これはちょっと意外だったというか、私が知らなかっただけだと思うのですが、洗車してから軽く20kmぐらい走らせたあとにアルミホイールを見ていくと、結構ブレーキダストが付着していました。

これまでフィット4 e:HEVや新型ヴェゼルe:HEV、そして現在所有している新型N-BOX Custom L Turbo STYLE+ BLACKでは、そこまでブレーキダストは目立ちませんでしたが、新型ステップワゴンからは、ハイブリッドで回生ブレーキを活用していても結構目立つように。

ボディがキレイなのにホイールだけが汚れているのは、ちょっとみっともない

これはあくまでも私個人が気になるポイントなので、他の方からすると「そんなもの気にする必要ない」と思われるかもしれないのですが、洗車したてでボディはとてもなのに、なぜか足もとのアルミホイールだけがブレーキダストと非常に汚くみっともない感じに思えてしまうため、この点はちょっと不満に感じているところ(それだけブレーキングが効いているという証だとは思うのですが…)。

競合の新型ヴォクシーでは、往復500kmほど走らせてもブレーキダストはほとんど気にならなかったため、双方ハイブリッドモデルで回生ブレーキを採用しているとはいえ、ここまで見た目で異なってくるのか…というのが正直な印象です。

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