フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ステップワゴンの11.4インチナビゲーションディスプレイの使い勝手は?トヨタ新型ノア/ヴォクシーとも比較してみよう

2022-07-06

新型ステップワゴンの11.4インチHonda CONNECTナビは、ドラレコセットも含めると約40万円とお高め

2022年6月に私に納車されたホンダのフルモデルチェンジ版・新型ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムライン(Honda New STEPWGN e:HEV SPADA PREMIUM LINE)ですが、今回はディーラーオプションの11.4インチナビゲーションディスプレイの使い勝手についてインプレッションしていきましょう。

ちなみに私の新型ステップワゴンに設定されているナビは、ギャザズ製のLXM-237VFLiと呼ばれる最新機種で、ホンダ史上最も大きいナビゲーションディスプレイとのこと。

前後+車内のドライブレコーダー+工賃などを含めると、総額約40万円のディーラーオプションで中々に高額なのですが、実際に使ってみると使い勝手としては良さげ。

今回は、私がもう一台所有する競合モデルのトヨタ新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)ハイブリッドS-Zの新世代ディスプレイオーディオとの比較も兼ねて、行先指定する際のルートオプションや高速道路でのサイドバーインフォメーションなどをメインに見ていきたいと思います。


新型ステップワゴンのナビゲーション&ルートオプションの使い勝手は?

まずは新型ステップワゴンの11.4インチナビゲーションディスプレイについてインプレッションしていきましょう。

行先指定の際に設定するルートオプションですが、よく見かけるオプションだと「高速優先」「一般(下道)優先」「時間優先」「最短優先」などがありますが、新型ステップワゴンの場合だと以下の通り。

【(2023年)新型ステップワゴンのナビゲーションルートオプション一覧】

◇スマート・・・時間、料金、ETC割引をバランス良く考慮したルート(≒推奨ルートに相当)

◇最速・・・とにかく最短時間で目的地まで到着できるルート(≒時間優先ルートに相当)

◇最速無料・・・一般道、無料の高速道路を優先した最短時間ルート(≒一般優先ルートに相当)

◇らくらく・・・道幅が広めで右左折が少なく走りやすい初心者向けルート(≒高速優先ルートに相当)

◇省燃費・・・燃費が最小でCO2排出量も削減できるルート

直感的に見ると少し分かりづらい印象ではありますが、シンプルに「一般優先」で行きたい場合は「最速無料」、「高速道路/有料道路優先」で行きたい場合は、「スマート or らくらく」に設定すれば、自身が最も行きたい方法で行けるので、この辺りは特に大きな不満は無さそうです。

競合のトヨタ新型ノア/ヴォクシーのルートオプションは課題が残る

ちなみに競合モデルとなるトヨタ新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)だと、ルートオプションは以下の通りですが、2022年6月上旬にOTAアップデートによってルートオプションに「一般優先」などが追加されるも、諸々の不具合によりアップデート配信がストップしているとのこと。

【(2023年)新型ノア/ヴォクシーのナビゲーションルートオプション一覧】

◇推奨

◇最短

◇時間優先

◇関東ETC2.0料金割引優先

※2022年6月上旬のOTAアップデート前のルートオプション

このルートオプションだと、「一般優先」「高速道路/有料道路」を優先したい場合、どれを選択して良いのかわからず、特に「関東ETC2.0料金割引優先」に関しては、地方の方からすると中々使うタイミングもないですからね…利用頻度で考えると無くても良いのでは?と思えたりもしてきます。

2ページ目:新型ステップワゴンと新型ノア/ヴォクシーの高速道路インフォメーションはわかりやすい?分かりづらい?