ビッグマイナーチェンジ版・日産の新型フェアレディZ(RZ34)の実車を見てきた!改めてこの時代に出会えたことに感謝…人を惹き付ける魅力的な国産スポーツカー

私も購入・契約済みだが、ようやくこの目で”初めて”実車を見ることができた

さてさて、2022年4月25日に発表され、同年夏頃に発売予定となっている日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)ですが、ようやくこの目で”初めて”実車を拝見できました。

前回のブログでもお伝えした通り、先行予約日にversion ST(9速AT+パドルシフト付)のセイランブルー×スーパーブラックルーフの新型フェアレディZを購入・契約したものの、未だ実車を拝見できていなかったため、どのようなサイズ感でどのような雰囲気を持つモデルなのかわからない状態でした。

今回実車を拝見したことで、画像だけでは伝わらなかったフェアレディZの魅力にも気付くことができましたし、何よりもこのご時世にハイブリッドシステムを搭載しない100%内燃機関のピュアスポーツモデルに出会えたことに感動し、改めて日産に感謝したいところです。


新型フェアレディZのエクステリアを見ていこう

早速新型フェアレディZの実車を見ていきましょう。

展示されていたグレードは、最も安価なベースグレード(6速MT)で、ボディカラーはプリズムホワイト×スーパーブラックルーフの2トーンカラー。

最も安価とは言えども、パワートレインは排気量3.0L V型6気筒ツインターボエンジン(最高出力405ps/最大トルク475Nm)を搭載し、車両本体価格は5,241,500円(10%税込み)と国産車では高額車両に分類されるとは思いますが、とても安価なグレードとは思えない程に美しくもシームレスなエクステリア。

その伸びやかなフロントノーズに加え、Z33/Z34の面影を残した特徴あるクーペスタイルは正統派スポーツカーといったところで、一目見て「おぉ…日産凄い車作ったな」と驚くほど。

老若男女問わず、全ての人を「笑顔」にしていたフェアレディZ

ちなみにこの日は、数多くのお客さんが訪れていて、子供から大人の男女が列を作るほどに大注目。

他にも新型アリア(New Ariya)や新型ノートオーラNISMO(New Note Aura Nismo)、新世代ピュアEV軽の新型サクラ(New SAKURA)が展示されていたにも関わらず、新型フェアレディZには圧倒的な人だかりが。

そのため、運転席に乗り込むができず、助手席に乗り込むことで精いっぱい。

買う買わない関係なく、改めてこの時代に内燃機関のみのピュアスポーツカーがデビューしたことに世間が大きく注目していて、高い関心を持っていることにも驚きですし、何よりも新型フェアレディZの実車を見ていた人のほとんどが「笑顔」になっているのが印象的でした。

ちなみに新型フェアレディZのボディサイズは、全長4,380mm×全幅1,845mm×全高1,315mm、ホイールベース2,550mmと全体的にコンパクトではあるものの、やはり膨張色のホワイト系だからなのか、大きく見えるだけでなく非常にワイド&ロー。

多くの空気を取り込むための長方形の大口グリルを採用していることもあり、よりワイドに見えるようなデザインで魅力的。

初代S30/240Zを彷彿とさせる18インチオマージュホイール

足もとにはベースグレードとversion Tに標準装備される18インチアルミホイール(前後245/45R 18インチタイヤ)を装着。

このスター形状のデュアル5スポークアルミホイールですが、初代S30型の4スポークアルミホイールのデザインをオマージュしていて、現代風にアレンジして更に1スポーク増やした5スポークにすることで、時代の変化に伴うホイールの締結力向上と、力強い足回りと走りを提供することをイメージしたデザインに仕上げられているそうです。

フェアレディZの時代の変化、そして進化を汲み取れるリヤセクション

こちらはリヤクォータービュー。

ルーフラインには日本刀をイメージしたシルバー加飾が施されていますが、プリズムホワイトもシルバーに近いカラーリングだからなのか、上手く同化しているようにも見えたり。

そしてリヤクォーターピラーには、先代以前のZの時代を築き上げてきた”Z”バッジが貼付。

なおこの日は、ヘッドライトやウィンカーの点灯・点滅が不可能だったため、ライトチェックはできなかったものの、リヤエンドのテールランプはZ32/300ZXを彷彿とさせる水平基調のLEDを採用したことで、ブラックガーニッシュパネルとの一体感、そしてフロントの大口グリル同様にワイド感を演出。

そしてベースグレードなので、リヤスポイラーは装着されず、初代S30を彷彿とさせるような躍動感あふれる”Fairlady Z”のレタリングバッジも貼付。

このレタリングバッジを見て興奮している推定50代後半の男性も居て、「何だか懐かしいわぁ…」とシミジミしていたのも印象的でした。

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