ビッグマイナーチェンジ版・日産の新型フェアレディZ(RZ34)は2022年7月末で受注停止へ。なお2022年度の顧客向け生産台数は約500台を予定しているようだ

2022-07-19

ようやく新型フェアレディZに関する新たな情報が明らかに

さてさて、2022年夏頃に発表・発売予定となっている日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)ですが、前回のブログでもご紹介の通り、「2022年7月末で受注停止の恐れ」「年間生産台数は400台~500台ほど」「先行予約数(バックオーダー数)は約5,000台ほど」「単純計算で納期は10年ほど?」といった噂情報が展開されていたことをお伝えしました。

この噂も含め、ようやく日産メーカーからディーラーの方に「2022年度の生産予定台数」等に関する情報が展開されましたので、早速その中身をご紹介していきたいと思います。

あくまでも私がお世話になっているディーラーでの情報になりますので、参考程度にご確認いただけますと幸いです。


年間生産台数が400台~500台ではなく、「2022年度分の生産台数が500台」を予定

まずは以前より気になっていた生産台数についてですが、これについては「年間400台~500台の生産」ではなく、正しくは「2022年度(2022年7月~2023年3月末)の生産台数が500台」を予定しているとのことでした。

なおここで注意してほしいこととして、この500台分のなかに全国のディーラーへの試乗車・展示車分と、日本抽選限定240台の特別仕様車Proto Spec(プロトスペック)は”含まれていない”とのこと。

従って、2022年度の生産台数500台は、全て標準グレード(ベースグレード/version S/version T/version ST)に割り当てられるとのことで、この点はちょっと安心したところではないかと思います。

日本仕様の特別仕様車Proto Specは、2022年7月中旬時点で未だ生産されていない模様

それでは「特別仕様車Proto Specはどうなるの?」と思われる方も多いとは思いますが、標準グレードよりも試乗車・展示車・特別仕様車を優先的に生産・出荷する予定ではあるものの、実は2022年7月中旬時点で日本仕様のProto Specは未だ生産していないとのこと。

日本国内にてスパイショットされているProto Specの多くが、北米やオーストラリア市場向けの個体とのことで、おそらく夏以降から日本仕様のProto Specが生産されるのではないか?とのことでした。

日本仕様の試乗車・展示車分は、生産・出荷が進んでいる模様

一方で日産ディーラー分の試乗車・展示車に関しては、現在生産が進められているとのことで、おそらく発売予定時期の2022年7月25日前後で配備されるのではないか?とのこと。

この辺りのスケジュールは少し曖昧なところもあるため、あくまでも参考程度に見て頂けるとありがたいのですが、一つだけいえることは「しっかりと日本仕様も生産している」ということ。

ユーザー向けの車両に関しては、あともう少し先にはなってしまうものの、やはりトヨタやホンダのように公式ホームページ上にて工場出荷目途一覧を設けるなどの対策・フォローはしてほしいところです。

2ページ目:新型フェアレディZのバックオーダー約5,000台を全て生産するのに、どれぐらいの期間を要する?