ビッグマイナーチェンジ版・日産の新型フェアレディZ(RZ34)は2022年7月末で受注停止へ。なお2022年度の顧客向け生産台数は約500台を予定しているようだ

2022-07-172022-07-19

2023年度からは増産予定、バックオーダー分の5,000台はどうなる？

先程の2022年度の生産予定数に対し、「日産の新型フェアレディZは、2023年度からどれぐらい生産する予定なの？」ということですが、2022年7月～2023年3月末までを約500台とするのであれば、おそらく2023年度は約1,000台と予想しますが、どうやらメーカーからの回答としては「増産を検討している」とのこと。

具体的に増産台数がどれぐらいなのかはわからないものの、2022年7月時点で抱えているバックオーダー約5,000台分に関しては、「早くとも2024年度(2025年3月末)までには捌きたい」とのことでした。

これはあくまでも計画段階の話ではありますが、当初懸念していた納期5年～10年といった線は無さそうですし、日産も限られた環境のなかで短納期を目指していることは間違いなさそうです(それでも納期2年半以上は覚悟する必要がある)。

日産ディーラー側も、「まさかフェアレディZがここまで長納期化するとは予想もしていなかった」と話していて、改めてスポーツカーが再注目されていることはもちろんですが、その一方で先行予約段階で業者も多く購入・契約していることを考えると、発売後にカーセンサーなどで高額値で取引されることも考えられるかもしれませんね。

想像以上の売れ行き！バックオーダーは5,000台を超え、2022年7月末に受注一旦停止へ

そしてもう一つ気になっていた新型フェアレディZの受注一旦ストップについてですが、先述にもある通り、既にバックオーダー数は5,000台を超えていて、メーカーからのアナウンスで2022年7月末で受注一旦停止となるようです。

今のところ受注再開の予定は明らかになっておらず、まずはバックオーダー分を捌き切らない限りは、納期だけがどんどんと膨らんでいく一方なので、ある程度「この時期で捌き切れる」という目安が分かった時点で、受注を再開するかどうか検討を進めていくとのことでした。

この流れについては、トヨタ新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Crusier 300)やレクサス新型NX／LX600の受注一旦停止とおなじ理由だと思われるものの、これらの3車種に関しては、一応2023年央頃を目途に受注再開予定とアナウンスはしているようです。

ただ、これらの車種はバックオーダーがあまりにも多すぎること、工場生産・稼働停止が度々起きるために納期がどんどん延びていることから、しばらくは受注再開の可能性は低そう。

色々と情報が錯そうしている新型フェアレディZですが、現時点では標準グレードの具体的な納期は明確になっておらず、先行予約初日に契約された方々が2022年度の生産枠にどれだけ入るのかもわからないため、この点は気長に待っている必要がありそうですね。

私も先行予約初日に購入・契約させていただきましたが、もしかしたら2022年度内の生産枠に入らない可能性も考えられるかもしれません。

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