フルモデルチェンジ版・トヨタ新型シエンタ/クラウンの初期オーダーは先着順?それとも抽選方式?各ディーラーの販売方式も変わりつつあるようだ

2022-07-23

特別モデルであれば抽選方式はアリだと思うが、シンプルなカタログモデルでも同じ方式だと色々と問題も起きそう

さてさて、2022年に入ってからも様々な新型車が発表・発売されましたが、特に日産の新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)やトヨタ新型GRスープラ(Toyota New GR Supra, 6MT)、フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5型)、レクサス新型IS500 F SPORT Performanceといったスポーツカーたちがどんどん発表されています。

こうしたスポーツモデルたちは、今後高額値で転売される危険性があることから、各メーカーにて転売禁止に関する誓約書/同意書へのサインを求められる一方、先着順でのオーダーではなく抽選方式でのオーダーを採用するディーラーなども少なくはありません。

こうしたなか、今後販売されるフルモデルチェンジ版・トヨタ新型シエンタ(Toyota New Sienta)/クラウン(New Crown)も、先着順での販売ではなく抽選?での販売となる可能性が浮上しています。


全ての販売店ではないにしても、まさかシエンタやクラウンが抽選受注となる日が来るとは…

via:MagX

前回のブログでもお伝えした通り、2022年8月23日に発表・発売予定となっている新型シエンタは、生産体制の安定化を図る意味でも、グレードやオプションの組合せによって、2022年8月に生産されるものと、2023年4月以降に生産されるものに分かれる予定となっています。

特に新型シエンタの場合は、「初期受注もしくは早期的な納車を希望」とするユーザーに対しては、上位グレードZもしくは、Gグレードにメーカーオプションをほとんど装備しない「推奨仕様」を購入するようアナウンスしていますが、どうやらこの推奨仕様&初期受注モデルを「先着順」ではなく「抽選方式」で受け付けるディーラーもあるようです。

ちなみに当ブログの読者様からも、新型シエンタや新型クラウンを購入検討されている方がいて、最寄りのトヨタディーラーにて商談を進めていたところ(新型シエンタは2022年7月21日時点で価格が配信されていないため、あくまでもグレードやボディカラー、オプション内容の相談のみ)、今後そのトヨタディーラーの方針として、初期ロットの受注受付けに関しては、先着順でのオーダーではなく、一定数以上の予約者が集中すれば抽選方式にすることを検討しているそうです(セカンドオーダーからは先着順)。

今後は先行予約+先着順でのオーダーも見直されることも考えられる?

via:Twitter

生産数が極端に少ないモデルや、新型ランドクルーザー300(New Land Cruiser 300)/レクサス新型LX600といったフラッグシップモデルでの抽選方式であれば、何となく抽選方式は理解できるものの、新型シエンタなどのように数が出やすいスタンダードモデルでも抽選方式となると、これまで付き合いの長いユーザーや多くの車種を購入してきたユーザーからすると「決して条件の良いものではない」のが正直なところ。

既にそういった顧客と店舗でトラブルになっているところもあるようですし、店舗一番で新型クラウンのAdvanced系を購入・契約した方でも、後々先行予約組が増えてきたことで、納期がいきなり未定になることも避けられないことから、店舗1番~10番目で契約された方を対象に、急きょ先着順から抽選方式に切り替えたところもあるようです。

via:Twtitter

そうなると、もはや先行予約の意味や先着順も意味をなさないことを考えると、購入する側のメリットもあまり感じられないですし、先行予約でのオーダー受付け自体を見直す販売店も出てくるのかもしれませんね。

2ページ目:仮に新型シエンタ/クラウンで抽選方式が導入されるとなると、今度は転売も目立ちそうだが…