フルモデルチェンジ版・トヨタ新型シエンタの販売方法に注意!「メーカーオプションとグレードの組合せで2023年4月以降に生産」「上位Zグレードへの誘導が露骨…」等

2022-07-24

新型クラウンの販売方法も強烈だったが、新型シエンタは更に強烈だった

2022年8月23日に発表・発売予定となっているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型シエンタ(Toyota New Sienta)。

当ブログでは、グレード構成やグレード別主要装備、メーカーオプション、予防安全装備Toytoa Safety Senseなどの情報を公開してきましたが、今回は本モデルを購入検討する上で注意してほしいポイントをいくつかご紹介していきたいと思います。

このポイントを見落としてしまうと、2022年8月上旬より生産されるはずのグレードが、場合によっては8か月以上先になってしまうことも考えられるので、後々ディーラーとのトラブルが生じないためにも、少しでも参考になりましたら幸いです。

具体的にどういったところに注意すべきなのかチェックしていきましょう。


グレードやオプションの選び方によって、生産開始時期が「2022年4月以降」に大幅にズレるようだ

via:MagX

新型シエンタを購入検討する前に、まずはグレード構成をおさらいしておきましょう。

基本的にはトヨタの定番構成となるエントリーグレードX/中間グレードG/上位グレードZの3種類に分けられ、ガソリンタイプは排気量1.5L 直列3気筒ダイナミックフォースエンジン、ハイブリッド(HEV)タイプは同エンジン+電気モーターを組み合わせています。

【(2023年)新型シエンタのグレード構成一覧】

[ガソリンタイプ&3列7人乗り]

◇廉価グレードX[2WDのみ]

◇中間グレードG[2WDのみ]

◇上位グレードZ[2WDのみ]


[ガソリンタイプ&2列5人乗り]

◇廉価グレードX[2WDのみ]

◇中間グレードG[2WDのみ]

◇上位グレードZ[2WDのみ]


[ハイブリッドタイプ&3列7人乗り]

◇廉価グレードHYBRID X[2WD/E-Four]

◇中間グレードHYBRID G[2WD/E-Four]

◇上位グレードHYBRID Z[2WD/E-Four]


[ハイブリッドタイプ&2列5人乗り]

◇廉価グレードHYBRID X[2WD/E-Four]

◇中間グレードHYBRID G[2WD/E-Four]

◇上位グレードHYBRID Z[2WD/E-Four]

それでは早速、新型シエンタを購入検討する上で注意してほしいポイントを見ていきましょう。

新型クラウンのように、上位グレードのAdvanced系を対象に2022年秋頃に生産し、Advanced系以外は2023年1月頃より生産する予定というのは何となく理解はできるものの、新型シエンタの場合は「訴求グレードGの納車されにくい」「Zグレードに誘導」するような内容になっています。

つまり、以下のグレードやオプションの組み合わせ次第で、生産時期が2022年8月 → 2023年4月以降へと大幅にずれ込んでしまうため、早期的な納車を検討されている方は、以下の一覧に注意して商談に挑む必要があります。

【2023年4月以降の生産対象になるオプション一覧】

◇2トーンカラーを選択した場合(G/Zグレード共通)
・スカーレットメタリック×ダークグレールーフ
・グレイッシュブルー×ダークグレー

◇Xグレードの3列7人乗り仕様を選択した場合

◇(ガソリン&HEV)Gグレードのメーカーオプション「ハンズフリー両側電動スライドドア」を選択した場合

◇(ガソリン&HEV)Gグレードのメーカーオプション「前後方録画機能付きデジタルインナーミラー&ETC2.0車載」を選択した場合

◇(ガソリン&HEV)Gグレードのメーカーオプション「10.5インチディスプレイオーディオ&6スピーカー&DCM車載通信機」を選択した場合

◇(ガソリン&HEV)Gグレードのメーカーオプション「天井サーキュレーター&nanoeX」を選択した場合

上の項目の通り、中々に厳しい条件になっていますね。

本来訴求グレードになるはずのGですが、このグレードに対する縛りがかなり厳しく、2022年8月以降の生産枠に入りたい場合、「メーカーオプションをほぼ設定しないGグレード」か「Zグレード」を選択させるかのような構成に。

2ページ目:メーカーより展開される情報があまりにも少なく、後々ユーザーとディーラーがトラブルになることも?