ナビでっか!フルモデルチェンジ版・ダイハツ新型ムーヴキャンバスのインテリアをインプレッション。オシャレでチープさを感じさせない内装…ダイハツ初の10インチはスマート&ワイド
新型ムーヴキャンバスのインテリアには、国産ラグジュアリーカーにも採用されていない便利機能があった
さてさて、2022年7月に発表・発売されたばかりとなるダイハツのフルモデルチェンジ版・新型ムーヴキャンバス(Daihatsu New Move Canbus)。
私も父母用に購入・契約済みで、当初は2022年夏頃に納車予定でしたが、昨今の諸事情による部品供給不足や半導体の供給不足で、全国的に納期が1か月~2か月ほど遅れているとのこと。
前回のブログでは、本モデルのエクステリア篇ということで、全体のデザインや特徴的なポイントをインプレッションしていきましたが、今回はインテリアをメインに見ていきたいと思います。
今回インプレッションしたグレードは、エクステリア篇同様に2トーンカラー専用のストライプス(STRIPES)Gで、ボディカラーはレイクブルーメタリック×シャイニングホワイトパールとなっています。
新型ムーヴキャンバス・ストライプスGのインテリアを見ていこう
早速新型ムーヴキャンバス・ストライプスのインテリアを見ていきましょう。
ドアを開けたときの感覚としては、軽やかで引く力もそこまで必要ないのは嬉しい所。
そしてドアを開けたあとの内ドア部分。
ライトブレーとブラックのデュアルトーンカラーに仕上げられ、クリーンで明るいカラーリングがかわいらしさと女性らしさを演出しています。
キャンバス地のような広がる明るいベージュは魅力的で、手触りとしては少しザラザラなプラスチックだと思われますが、この見た目の素材でも十分。
間近で見てみると、この内ドアトリムの表面はシボ調とは異なり、まるで布生地と思わせるような表面的なデザインがオシャレ。
そしてサイドウィンドウレバーなどはブラックのプラスチックですが、こうしたベージュとのメリハリも中々に良いのではないかと思います。
ちなみに実際にシートに座ってのサイドウィンドウの操作性は問題なく、フラットな肘置きもあるので直感的にレバー操作が可能(レバーのカチカチも心地よかったです)。
実際に車内に乗り込んでみよう
続いては車内。
ホワイトとの2トーンボディカラーにマッチしたライトグレーのファブリックシートですが、シート周りのシートパイピングで縁取ることでオシャレさがアップ。
内ドアトリムからインパネにかけてのハードプラスチック&ベージュの組合せもグッドで、全体的に明るく気分も高揚しそうな雰囲気もありますね。
あとは数年間所有したときに、このベージュのパネルの色味がどこまでキープされるかが気になるところ。
実際に運転席に座ってみての印象としては、ファブリックなのでフィット感としては特に問題なく、適度な柔らかさと摩擦も強めで滑らないのはグッド。
シートアジャスター付きながらもアイポイントは少し高め?
シートの着座位置ですが、運転席のみシートアジャスターは搭載されているものの、私の座高が極端に高いからなのか、競合のホンダN-BOWに比べると少しアイポイントが高めに感じたり。
ちなみに運転席と助手席で兼用可能な格納式センターアームレストもありますが、肘置き位置はもう少し高くても良いかな?と思う所(多分私の座高が高いからだと思います)。
ストライプスは全グレードにおいてウレタン巻きステアリングを採用
そしてこちらはコックピット周り。
センターメーターから運転席側にシフトし、更にメーカーオプションの9インチディスプレイオーディオもフローティングタイプで現代のトレンド仕様に。
ステアリングホイールに関しては、ストライプス(Stripes)のみ全グレードにおいてウレタン巻きで、本革巻きステアリングが採用されないのはちょっと疑問ではあるものの、明るくもオシャレさをテーマにしたストライプスの場合、高級感を持たせた本革巻きはテーマから少し離れてしまうからなのかも?
メーター類はシンプルでオシャレ
ちなみに運転席のメーター類はこんな感じ。
左側が加速度メーター(7,000回転からレッドゾーン)、右側は速度メーター、そして中央には4.2インチのTFTマルチカラー液晶が搭載されますが、エンジンスタート前の状態で日付と時間が表記されるのはグッド(運転中の必要な情報もすぐに読み取れそう)。
これは便利だ…予約ロック機能のスイッチ付!
運転席の右側には、エンジンスタータースイッチや両側電動スライドドアスイッチなどを装備。
しかも予約ロック機能のスイッチ付なのも便利ですね。
国産ラグジュアリーカーにも採用されていない保温機能付きカップホルダー
そしてこちらは新型ムーヴキャンバスより新しく採用されたホッとカップホルダー。
G/Gターボグレードのみ標準装備される便利機能の一つで、冬の時期にすぐに冷めてしまうホットドリンクを、ちょうど良い温度でキープしてくれる保温機能付きのカップホルダーになるわけですが、こういった機能が軽自動車に採用されるのは初めてで、しかも国産ラグジュアリーカーでは採用されず、BMW X6やロールスロイスなどに採用されるため、改めてダイハツは「凄いところに力を入れてきたなぁ」と感心するばかり。
こういったところは、競合モデルのホンダ新型N-BOXやスズキ・スペーシアシリーズにはもちろん採用されていないので、注目されやすくも差別化を上手く図ったポイントではないかと思います。