猛暑日&エアコンフル稼働でも燃費好調!フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ヴォクシーで往復500kmインプレッション。「ドライビングサポートの精度」や「後席モニターの振動」もチェック

トヨタ新型ヴォクシーの総走行距離も3,000kmを超え、長距離移動の頻度も増えてきた

さてさて、2022年3月に私に納車されて4か月以上が経過しているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)ハイブリッドS-Z(2WD)。

本モデルでは、家族での長距離移動&旅行用として購入した一台ですが、街乗りや近場乗りといった日常使いでも不自由なく使える一台のため、私だけでなく家族もお気に入りの一台。

2022年7月に入ってから、子供も夏休みに入り、旅行での長距離移動も増えるシーズンになりますが、早速私の新型ヴォクシーも往復500kmの大型移動へ。

今回は、そんな往復500km移動による新型ヴォクシーの実燃費や安全装備(ドライビングサポート)、そして後席モニターに関して細かくインプレッションしていきたいと思います。


新型ヴォクシー・ハイブリッドS-Zの高速道路走行による実燃費について

まずは新型ヴォクシー・ハイブリッドS-Z(2WD)の実燃費について。

早朝から夜中と様々な時間帯で走らせ、特に日中の外気温は36度と猛暑日だったので、フロント22度(風量3、風向上下)、リヤ22度(風量2、風向上下)の前後独立温度調整(←この機能は本当に便利!) 、走行モードは常時ECOモードを設定していたわけですが、エアコンの効き具合としては十分で、エアコンを作動してから5分以内には「体感的に涼しい」と感じるレベルに。

その後は徐々に設定温度を0.5度ずつ高めていき、エアコンを始動して30分後ぐらいには「設定温度24度・風量2・風向上下」でも室内は十分涼しい状態に。

そして高速道路をメイン(高速道路90%、一般道10%)とした往復 約500kmを走らせてみての実燃費は18.3km/hと中々の低燃費。

カタログ燃費としては以下の通りで、WLTC高速道路モード燃費に対して×0.82倍程度ではありますが、ミドルサイズミニバンで大人2人+子供2人であれば十分な数値ではないかと思います(燃料タンク容量52Lなので、単純計算で無給油950kmは走れることに)。

◇WLTCモード平均燃費:23.0km/L

◇WLTC市街地モード平均燃費:22.2km/L

◇WLTC郊外モード平均燃費:25.0km/L

◇WLTC高速道路モード平均燃費:22.1km/L

アクセルのON/OFFが激しい環状線でも17km/L以上はキープ

ちなみに高速道路だと、走る時間帯によっては空いているときと混んでいるときとバラバラで、今回のように日中の環状線をグルグルと走っていると、周りの車の数はもちろんですが、周りの流れに合わせて走るとアクセルのON/OFFの切り替えが頻繁的なので、どうしてもエコな走りとは異なるものに。

それでも17km/L以上は確実に走れていることを考えると、改めてトヨタの新世代ハイブリッドシステムは非常に優れていることがわかりますし、アクセルを踏み込んだ時のエンジン音の唸りは、「かなり頑張ってるなぁ」と思うときはあるものの、エンジンの唸り音とのギャップを感じる低燃費を実現できるところも、このモデルのユニークなところではないかと思います。

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