何と車体重量はマツダNDロードスターとほぼ同じ!ランチア・ストラトスからインスパイアされたKTMクロスボウベースのKiska新型APG-1ティーザー画像が世界初公開
ライトウェイトでありながらKTMやアウディの技術を結集したハードコアスポーツカーになりそうだ
オーストリアのオートバイメーカーであるKTMより、間もなくハイパフォーマンスモデルの新型クロスボウGT-XR(KTM New X-Bow GT-XR)が発表・発売されますが、今回KTMの開発に深くかかわってきたKiskaと呼ばれる企業が、何ともユニーク且つライトウェイトなハードコアスポーツカーのティーザー画像を公開しました。
インスタグラムでも公式公開しているKiska新型APG-1と呼ばれるこのモデルは、ボディが全てカーボンファイバ製。
Kiskaの主任デザイナーであるアラン・デロジエ氏によれば、このモデルはランボルギーニ・カウンタック(Lamborghini Countach)などを生み出したマルチェロ・ガンディーニ氏のデザイン言語をモチーフにしているとのことで、そのシルエットの美しさやエクストリームな見た目を参考に、現代的な解釈で仕上げられているそうです。
見るからに普通ではなさそうなフルカーボンボディのスポーツモデル
こちらが今回公開された新型APG-1のエクステリア。
かなりエクストリームでレーシングカーのようなスパルタンな仕上がりですが、エクステリアを見た瞬間に感じたのは、ランチア・ストラトス(Lancia Stratos)に似ているということ。
デザイナー主任であるアラン・デロジエ氏によれば、先述の通りマルチェロ・ガンディーニ氏が手掛けたランチア・ストラトスのオマージュ&現代的な解釈で生み出されたハイパフォーマンスモデルなのだそう。
ちなみにアラン・デロジエ氏は、ポルシェ959にインスパイアされたマークフィリップ・ゲンバラ・マーシャン(Marc Philipp Gemballa Marsien)や、レジェンドオートモビリR5ターボのレストモッドハッチバックプロジェクトを手掛けるなど、その経歴は本物。
新規開発というよりも、インスパイア系のコーチビルドやレストモッドに力を入れている人物ですが、今回のモデルは彼自身にとっても偉大なる作品の一つになるとのこと。
エンジンはABTチューンされたアウディ製直列5気筒直噴ターボ
見るからに刺激的なエクステリアを持つ新型APG-1。
エンジンレイアウトとしてはミドシップであることが明らかで、プラットフォームもカーボンモノコック、プッシュロッドサスペンションをインストール。
そして気になるパワートレインですが、KTMクロスボウGTXに搭載されている、ABTチューンされたアウディRS3と同じ排気量2.5L 直列5気筒直噴ターボエンジンを搭載しますが、具体的なエンジン出力や最大トルクは明らかになっていません。