日本仕様のホンダ新型ZR-Vは僅か2グレードで装備差と価格差も大きくなる?グレード別主要装備と注意すべきポイント、そして各グレードの価格も予想していこう
質感は間違いなく高いことはわかったが、あとはどれぐらいの価格帯になるか?
2022年9月に先行予約開始予定/同年11月に発売予定となっているホンダ新型ZR-V。
コンパクトSUVの新型ヴェゼル(New Vezel)とミドルサイズSUVのCR-Vの中間的な立ち位置となるモデルで、ホンダの開発スタッフ曰く、競合モデルはトヨタ新型ハリアー(Toyota New Harrier)/マツダCX-5/スバル・フォレスター(Subaru Forester)になるとのこと。
既に当ブログでは、2022年8月20日~21日に大阪・梅田駅にて先行展示された車両のインプレッション記事を公開済みですが、改めて今回は本モデルの購入を検討する上で注目・注意しておきたいポイントを抑えておきたいと思います。
発表・発売前から何かと意見が大きく分かれる新型車ではありますが、それだけ注目度は非常に高く、発売前に事前活動として先行展示会を実施したホンダの戦略勝ちではないかと思えたりもします。
新型ZR-Vは実質2グレードしか存在しない
まずは新型ZR-Vのグレード構成をおさらいしておきましょう。
本モデルのグレード構成ですが、エントリーグレードXと上位グレードZの2種類に分けられ、それぞれに排気量1.5L 直列4気筒直噴ターボエンジンのガソリンモデル、排気量2.0L 直列4気筒エンジン+デュアルモーターのハイブリッドe:HEVモデルが設定され、更に各エンジン体系に前輪駆動(2WD)/四輪駆動(4WD)が設定されます。
【日本仕様の新型ZR-Vのグレード構成一覧】
[ガソリンモデル]
◇X[2WD/4WD]
◇Z[2WD/4WD]
[ハイブリッドe:HEVモデル]
◇e:HEV X[2WD/4WD]
◇e:HEV Z[2WD/4WD]
新型シビック(New Civic)をベースにしたSUVモデルということもあり、スポーティな走りと上質な内外装を提供しながらも、新型シビックには設定されていない四輪駆動(4WD)をガソリン/e:HEV共に設定してきたのは魅力的ですし、しっかりと新型ハリアー/CX-5/フォレスターに対抗するための意識が高いことがわかりますね。
エントリーグレードXでも装備内容は充実している
続いてグレード別の主要装備内容をチェックしていきましょう。
実質2グレードしか存在しないのであれば、エントリーグレードXはハロゲンヘッドライトだったり、シートはフルファブリック、ホイールも鉄チンだったりするんじゃないの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、ここ最近のホンダのパッケージングは非常に充実していて、エントリーグレードでも他のメーカーの中間グレード以上の装備内容を確保しています。
言い方を変えると、1つのモデルの高級化が進んでいる印象で、その分車両本体価格はアップするものの、その一方でメーカーオプションを極端に少なくすることで、乗り出し価格との幅を小さくする狙いがあるようです。
まずはエントリーグレードXにて設定される主要装備をおさらいしていきましょう。
【(2023年)新型ZR-Vの全グレード標準装備一覧(一部)】
◇フルLEDヘッドライト
◇LEDリヤコンビランプ
◇18インチアルミホイール
◇電動パワーテールゲート
◇電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド(メモリー機能付き)
◇10.2インチフルデジタルメーター
◇ドライブモード(ECON/NORMAL/SPORT/SNOW)
◇減速セレクター(e:HEVモデルのみ)
◇本革巻きステアリングホイール
◇左右独立温度調整エアコン
◇ブラインドスポットインフォメーション(BSI)
以上がエントリーグレードX(全グレード)標準装備一覧となりますが、LEDヘッドライトや電動パワーテールゲート、10.2インチフルデジタルメーター、ブラインドスポットインフォメーション(BSI)が標準装備なのは非常に嬉しい所。
但しその一方で、エントリーグレードでもシートヒーターとステアリングヒーターは設定されず、メーカーオプションでも設定できないのは非常に残念。
エントリグレードXの車両本体価格はいくらぐらい?
これだけ見ると、ガソリンタイプのエントリーグレードXで310万円ぐらいから?(ハイブリッドタイプのe:HEV Xだと350万円ぐらい?)と感じるところですが、実際のグレード別価格帯は2022年9月の先行予約並びに見積もり作成解禁時期に明らかになるので、詳細が明らかになりましたらブログにてすぐに展開したいと思います。