日本仕様のホンダ新型ZR-Vの実車を見てきた!展示車両は2台で何れも同じe:HEV Z…注目度&存在感ともに抜群でカッコいいが、ちょっと残念なポイントも

2022-08-14

日本仕様の新型ZR-Vの注目度は想像以上に高く、お客さんも多かった

2022年9月に先行予約受付をスタートし、同年11月に発表・発売予定となっているホンダの新世代SUVモデルとなる新型ZR-Vですが、早速実車を拝見してきました。

新型ZR-Vは、発売前に先行特別展示会という名目で、以下のスケジュールにて実車が展示されます。

◇大阪府・梅田駅阪急ビッグマン前広場・・・2022年8月13日(土)~14日(日)10時~19時

◇東京都・東京駅イベントスペース八重洲中央北口付近・・・2022年8月20日(土)~21日(日)10時~19時

◇愛知県・名古屋JRゲートタワー・・・2022年8月27日(土)~28日(日)10時~19時

今回、一足早く大阪府は梅田駅・阪急ビッグマン前広場にて実車を拝見してきましたが(新型ステップワゴンの特別先行展示会も同じ場所だった)、ステップワゴンのとき以上に人の集まりが非常に多く、SUV人気の高さ並びにZR-Vが相当に注目されていることがよくわかりました。

今回は、速報&ダイジェスト版という形で、簡単に新型ZR-Vの内外装をチェックしていきたいと思います。


実車展示されていた新型ZR-V×2台を見ていこう

それでは早速、新型ZR-Vの実車をチェックしていきましょう。

今回展示されていたのは2台で、何れもグレードは排気量2.0L 直列4気筒エンジン+デュアルモーターを組み合わせたハイブリッドe:HEV Z(e:HEV Xもしくはガソリンが展示されていなかったのは謎)。

左側のボディカラーがプラチナホワイトパール(内装はブラック×ホワイトステッチの本革シート)で、右側がスーパープラチナグレー(内装はマルーン×オレンジステッチの本革シート)ということぐらいでしょうか。

上の画像にもある通り、新型ZR-Vの周りには多くのお客さんでごった返している状態で、そのほとんどがカメラもしくはYouTube?用の動画を撮影している方ばかりだったように感じられます。

どちらも存在感抜群の新型ZR-V

改めてエクステリアを見ていきましょう。

こうして実車で見てみると、ちょっとホンダらしくない欧州チックなフロントマスクではあるものの、ヘッドライト意匠を見ていくと、新型ステップワゴンのようなL字型LEDデイライトが設けられ、三眼LEDヘッドライトは新型シビック(New Civic)やヴェゼル(New Vezel)、ステップワゴンと概ね同じといったところでしょうか。

そしてフロントグリルはハニカム形状を採用しつつ、中国市場向けやアメリカ市場向けのようにハニカムグリルパターンではなく、縦型基調のパナメリカーナグリルもしくはマセラティ・レヴァンテ(Maserati Levante)のようなテイストに。

プラチナホワイトパールの新型ZR-Vのフロントマスク

こちらがプラチナホワイトパールのフロントマスク。

ジャパンプレミア後は色々と賛否はありましたが、こうして実車を見てみると結構カッコ良く、縦型基調グリルもスポーティな印象に。

ちなみにボディサイズは、全長4,570mm×全幅1,840mm×全高1,620mm、ホイールベース2,655mm、最低地上高[2WD]190mm/[4WD]190mmと、数字の通りワイド&ローで非常に大柄。

なおこの日は、ホンダの開発担当の方もいらっしゃったので、競合モデルは何になるのか?を確認してみたところ、トヨタ新型ハリアー(Toyota New Harrier)/RAV4やマツダCX-5、日産の新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER)が対象になるのだそう。

スーパープラチナグレーメタリックの新型ZR-Vのフロントマスク

そしてこちらがスーパープラチナグレーメタリックの新型ZR-V。

どちらも上位グレードe:HEV Zなので、エントリーグレードのe:HEV Xだと細部のデザインでどのように異なるのか?なども気になるところですが、ホンダスタッフ曰く、今回の狙いはあくまでも「顧客の反応」、「購買意欲を掻き立てるようなデザインなのか」、「気になるポイントなど、ユーザー目線での評価」を得るために敢えて同じグレードを展示しているのだそう。

欧州車のようなダイナミックな存在感

ここからはプラチナホワイトパールのエクステリアを中心にインプレッションしていきましょう。

やはり膨張色ということもあり、かなりボリューム感のある顔つきですね。

アーバンバンパーと呼ばれる日本仕様向けのバンパーを使用している影響なのか、無塗装ブラックの樹脂パーツをほとんど使用していないためチープな印象はほとんどなく、寧ろカラードバンパーの面積が非常に多いこともあってEVっぽい雰囲気もあったり。

この精悍な顔つきとコンパクトにまとめられたヘッドライト意匠、そして筋肉質で塊感のあるデザインが何とも魅力的。

フロントノーズの面積はかなり大きめで、フロントフードの面積をコンパクトにすることで伸びやかなボディを演出し、SUVというよりもハッチバックやステーションワゴンのようなボディスタイルに見せるところはホンダらしいところ(新型ヴェゼルからその傾向が見られる)。

縦型基調グリルパターンはグロスブラック仕上げ

そしてこちらが縦型基調のフロントアッパーグリル。

しっかりとグロスブラックに塗装することで高級感とアクセントを追加。

プラチナホワイトパールとのメリハリもあって中々に良きところです。

18インチタイヤはブリヂストン製アレンザを装着

足もとには、18インチの切削光輝&ブラック塗装のV字スポークアルミホイールに、ブリヂストン製アレンザ(Bridgestone ALENZA)タイヤを装着。

ちなみに、エントリーグレードXも18インチアルミホイールを装着しますが、ホイールカラーがグレーにペイントされるぐらいなので、大きな差別化は無さそうです。

ウィンドウウォッシャーは新型ステップワゴンと同じ構造

こちらはフロントワイパー。

ワイパーウォッシャーは、新型ステップワゴン同様にワイパーと一体型のようですね。

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