やっぱ凄いなシエンタ…フルモデルチェンジ版・トヨタ新型シエンタが発売後僅か5日で30,000台の受注に到達した模様!やはり人気グレードはアレだった

新型シエンタは発売直後から大好評!やはりデザインに惹かれて購入している方が増えているようだ

2022年8月23日に発表・発売されたトヨタのフルモデルチェンジ版・新型シエンタ(Toyota New Sienta)ですが、このモデルが発売されて僅か5日で全国の受注数は30,000台に到達したことが明らかとなりました。

いつもお世話になっているトヨタディーラーの情報によると、厳密には2022年8月2日からの先行予約受付開始から3週間を過ぎ、更に初回の受注の多くがトヨタディーラーの試乗車・展示車といったデモカーが含まれるため、どうしても数万台規模の受注を獲得することは分かってはいたものの、それでも顧客分含めて3万台以上というのはトヨタブランドの強さ。

今回のモデルは、既に数多くのカーメディアやモータージャーナリスト、そして自動車系YouTuberが取上げている通り、アイコニックなデザインで、ルノーやシトロエンを彷彿とさせるようなオシャレ且つキュートなデザインが印象的で、顔つきが好評で「発売されてから購入・契約」している方も非常に多い一方、装備面で少し不満に感じられるところもYouTube動画で多く取り上げられていますね。

今回は、バックオーダー30,000台を抱えているなかで、どのようなグレードが最も多く売れているのか?なぜそのグレードが売れるのか?をチェックしていきましょう。


最も売れているのは上位グレードZ!納期短縮に向けたトヨタ独自の狙いあり

まずは新型シエンタのどのグレードが最も多く売れているのか?についてチェックしていきましょう。

いつもお世話になっているトヨタディーラーの情報によると、最も売れているのは上位グレードZで、その理由が「訴求グレードGのオプション有は、納期が2023年4月以降に大幅に遅れてしまうから」というもの。

これは前回のブログでもお伝えした通りですが、トヨタの狙いとしては、最初のオプション装備やグレードの選択幅を一旦絞ることにより、生産性の効率を高められることから、納期を4分の1程度に短縮することができるとのこと。

グレードを絞ることで生産効率を高める流れは、新型クラウンから始まっていたようだ

いわゆる推奨仕様という形で、2022年9月1日に発売されるフルモデルチェンジ版・新型クラウンクロスオーバー(New Crown CROSSOVER)より既に始まっていて、グレード名に”Advanced”が付くものは2022年内に生産スタート、”Advanced”が付かないグレードは2023年1月以降に生産スタートといった形にすることで、長納期を防ぐ狙いがあるようです。

ただ新型クラウンクロスオーバーに関しては、bZ4Xと同じハブボルト締結を採用していることもあり、あとは新世代駆動システムeAxleの不具合などが絡んで、排気量2.4L 直列4気筒ターボエンジン+電気モーターを組み合わせた上級グレードRS/RS Advancedの生産時期が遅れる恐れがあり、更に推奨仕様といわれているRS Advancedでさえも、初っ端から納期が遅れるといった情報も入ってきています。

こうした発売前後のトラブルも含めて、今後の納期を先読みしていくのは中々に大変ですし、今の時代にグレード選びでここまで苦労するとは、誰も予想していなかったのではないかと思います。

2ページ目:新型シエンタの納期は既に半年レベルまできている?