えっ、まだ発売してなかったの?日本仕様のホンダ新型NSXタイプSが2022年8月4日にシレッと発売開始!発表は1年前の8月30日…つまりまだ日本には納車されていなかった

2022-08-29

2021年8月30日に発表された新型NSXタイプSだが、その後すぐに発売されたわけではなかった

2021年8月30日に発表され、世界限定350台の販売でありながら、日本市場には僅か30台のみの振り分け(しかも抽選)だったホンダ新型NSXタイプS(Honda New NSX Type S)。

パフォーマンスとデザイン性を追求した2代目NSX最後のスペシャルモデルとなるわけですが、既に発表はされていたものの、実はその後すぐに発売されていなかったんですね。

しかも発売日は2022年8月4日とここ最近で、ホンダの公式プレスリリースでも公表されなかったのですが(先日の新型ヴェゼルと同じ)、日本仕様がここ最近まで発売されていなかったということは、「日本仕様の新型NSXタイプSは未だ日本に納車されていない」ということになりますね(2022年7月頃より発売予定だったようです)。

私がいつもお世話になっているホンダディーラー内でも、「NSXタイプSってカタログ販売されるの?」「限定じゃなかったら、最初の抽選30台って何だったんだ…」といった混乱・困惑もあったものの、さすがにメーカー側もそういった荒れるようなことはしないはずですから、もしかしたら発売までに様々な問題やトラブル、部品供給不足、最終調整などで時間がかかってしまったのかもしれませんね。


改めて新型NSXタイプSはどういったモデルなのか見ていこう

改めて新型NSXタイプSの内外装デザインやパフォーマンス、価格帯についておさらいしておきましょう。

スタンダードな現行NSXとは異なり、よりアグレッシブな大口フロントグリルとフロントバンパーを採用することで差別化を図る一方、空力特性やデザイン性も大幅にアップデートされています。

イメージカラーはバレンシアレッドパールを採用していますが、カラーラインナップとしては、以下の通り全10色をラインナップ。

【特別仕様車NSXタイプSのボディカラー一覧(10%税込み)】

[NEW]カーボンマットグレーメタリック(有償カラー:630,000円)

[NEW]ロングビーチブルーパール(有償カラー:88,000円)

◇クルバレッド(無償カラー)

◇ベルリナブラック(無償カラー)

◇130Rホワイト(無償カラー)

◇カジノホワイト・パール(有償カラー:88,000円)

◇サーマルオレンジ・パール(有償カラー:88,000円)

◇インディイエロー・パールⅡ(有償カラー:88,000円)

◇バレンシアレッド・パール(有償カラー:630,000円)

◇ヌーベルブルー・パール(有償カラー:88,000円)

ちょっと意外だったのは、全ボディカラーが高額な有料オプションというわけではなく、なかには無償オプションだったり、有料色でも+88,000円税込と少し控え目だということ。

さすがにイメージカラーのバレンシアレッドパールや、手入れが非常に難しいカーボンマットグレーメタリックだと+63万円税込のオプション費用が発生しますが、それ以上の満足度や注目度は相当に高いと思うんですね。

鋭いサイドビュー、足もとには強力なカーボンセラミックブレーキ

サイドビューもスタイリッシュで鋭くとがったフロントノーズが何とも印象的。

更に足元にはデュアル5スポークタイプの大口径ホイールが装着され、ブレーキディスクもカーボンセラミック×レッドブレーキキャリパーをインストール。

カーボンセラミックブレーキはメーカーオプション扱いになり、もちろんその価格帯も100万円超えと非常に高額ですが、ゆく先々のことを考慮したら付けられるオプションは付けた方が良いとは考えています。

なおカーボンセラミックブレーキのオプション内容は以下の通り。

【特別仕様車NSXタイプSのメーカーオプション一覧(10%税込み)】

◇カーボンセラミックブレーキ(キャリパー:ブラック):1,115,000円

◇カーボンセラミックブレーキ(キャリパー:シルバー/レッド/オレンジのどれか):1,232,000円

内装は2種類のテーマをラインナップ

内装は現行NSXを継承しつつ、スポーティ且つスパルタンな印象を与えてくれるブラック×レッドのデュアルトーンカラー。

ちなみに本モデルでは、2種類のインテリアテーマを採用していて、セミアニリンレザー&アルカンターラのスポーツシート(ニューレッド/エボニィ/オーキッドの3色)が標準装備となり、メーカーオプションとしてフルレザーシート(ニューレッド/エボニィの2色)が準備されています。

2ページ目:新型NSXタイプSのパワートレインや価格帯、そして2022年に発売時期がズレた理由を考えてみる