フルモデルチェンジ版・レクサス新型RXの実車レビュー続々!今度は非F SPORT&売れ線のRX350hインプレッション…やっぱりドライブモードダイヤルの廃止は色々と課題が残りそう
新型RXも知れば知るほど気になるポイントが増えそうな気がする
レクサス新型NX/LX600に続き、更に注目度が高まっているフルモデルチェンジ版・新型RX。
2022年8月末時点では、具体的な価格配信時期や発表・発売時期なども明確になっていませんが、海外では続々と本モデルに関する実車インプレッション動画が公開されてきました。
前回は最上級グレードとなるRX500h F SPORT Performanceの実車インプレッションでしたが、今回は日本市場で最も売れ線になるであろうRX350hで、しかも結構珍しい非F SPORTグレード。
今回このモデルを紹介するのは、カップルカーをメインにレビューしているMotormouthチャンネルで、内容を見れば見る程に気になるポイントも多く、新型NXと差別化したことで「これって大丈夫なのだろうか…」と思う点もいくつかあるため、その点も含めてチェックしていきたいと思います。
新型RX350hのエクステリアをチェックしていこう
まずは新型RX350hのフロントマスクからチェックしていきましょう。
これまで公開されてきたモデルの多くがF SPORTということもあり、非F SPORTグレードの実車が公開される機会も少ない上、テレーンカーキマイカメタリックのボディカラーもかなり貴重。
やはりこうして見ると、新型RZ450e/RXより採用されるスピンドルボディのインパクトは中々に大きく、これまでのスピンドルグリルフレームを完全排除したシームレスさを強調しているため、見慣れるのには少し時間がかかりそう。
グラデーション付きのスピンドルパネルはユニークではあるが?
そして水平基調のドット柄グリルから上部にかけてグラデーションのようにグリルレスバンパーへと切り替わるところも先進的でクリーンな印象を与えていますが、これまでのアグレッシブで台形を紡ぐようなスピンドルデザインを好むユーザーからすると、ちょっと違和感に思う所も多いかもしれませんね。
このボディ同色のグラデーションパネルも、社外メーカーによってブラックアウトしたカスタマイズパーツを販売してくる可能性もありますし、レクサス公式のディーラーオプションでもラインナップされないか期待したいところです。
F SPORTは少しずつ見慣れてきたかも?
ちなみにこちらは、新型RZ450eより新しく採用されたブロンズ系のソニックカッパー。
更にグレードはF SPORTになるため、グリルパターンは従来通りのメッシュで漆黒ブラック?塗装に見え、ボディカラーとのメリハリもしっかりとしている一方で、やはりスピンドルグリルフレームを廃止にしたことでシームレスで一体感を持たせた顔つきに(まさにスピンドルボディと呼ぶにふさわしいデザイン言語)。
エアインテークも大口化+メッシュパターン追加、フロントスプリッター周りにはY字形状のグロスブラックフィニッシャーを追加するなど、この辺りはF SPORTグレード独特のアクセントとメリハリもしっかりしていますね。
非F SPORTグレードらしいラグジュアリーなマルチスポークアルミホイール
ちなみにこちらがRX350hのタイヤアルミホイール。
ホイール締結は新型IS/RZ450e/NXより採用されているハブボルト締結。
そしてホイール意匠は、トヨタ新型ハリアー(Toyota New Harrier)の上位グレードZより装備されるようなマルチスポークタイプのラグジュアリースタイル。
このホイールも中々洗車し辛そうですが、見た目のアクセントはグッドですし、何よりもF SPORTであってもフロント・リヤフェンダーモールがボディ同色でスタイリッシュ感もあるため、マルチスポークホイールとの相性もバッチリ。
F SPORT系は新型ISのBBS製鍛造アルミホイール風でカッコいい
そしてこちらはF SPORT専用のアルミホイール。
新型IS F SPORT Mode BlackやIS500 F SPORT Performance First EditionのBBS製鍛造アルミホイールに似ていますが、このホイール意匠も選択肢に含まれているのは嬉しい所。
おそらくRX500h F SPORT Performanceでは選択できない?可能性もあり、RX350などのF SPORT専用ホイールということも考えられますし、この辺りはちょっと悩みどころかもしれないですね。
ちなみにこちらがRX500h F SPORT Performanceの21インチアルミホイール。
ブラック塗装のデュアル5スポークでコンケイブというのも魅力的。
この点はユーザーの好みになってきますが、個人的にはIS風のホイール意匠の選択肢を更に広げてほしいと感じるところです。