日産の新型フェアレディZ(RZ34)に続きノートもパーキングロック不具合に…三菱eKクロスやポルシェ新型911/718シリーズ、シボレー新型コルベットC8にもリコール

最悪の場合、パーキングロックをかけていても車が動く恐れアリ

以前、日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)のジヤトコ製9速ATに、パーキングロック不具合の関係で改善対策が届け出されましたが、今回は先代ノートのガソリンモデル?1車種・計34台にも改善対策。

不具合内容としては、補修用の減速機の製造工程において、パーキングロック(Pレンジにした際に車輪を機械的に固定するもの)組立工程が不適切であったため、パーキングロッドの異品が組み込まれたものがあるとのこと。

そのため、パーキングロックが作動せず、さらにPレンジから動かなくなり、最悪の場合、駐車条件によっては駐車ブレーキを掛けていないと車両が動くおそれがあるとして改善対策を届け出ています。

対象モデルをチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は起きておらず、社内からの情報により明らかになっています。

【改善対策対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[ノート]
・DAA-HE12/HE12-007367~HE12-320011/平成28年10月28日~令和元年12月13日/33台

・DAA-SNE12/SNE12-012863/平成31年4月24日/1台

改善措置としては、減速機の製造番号を確認し、対象の製造番号の場合には当該減速機を良品と交換するとのことです。


デジタルルームミラーに関する不具合があるようだ

続いては、三菱の新世代ピュアEV軽となる新型eKクロス EV(Mitsubishi New eK X EV)の1車種・約790台にサービスキャンペーン。

不具合内容としては、液晶表示式の室内後写鏡(デジタルルームミラー)において、日射などで内部基板が高温になると、パワースイッチをオフにしても基板内部の電圧降下が遅いため、Pレンジへの自動シフト機能を制御するECUがパワースイッチオフを認識できず、メーター内に「駐車時は必ずパーキングブレーキをかけてください」と警告表示されるとともに警告音が吹鳴する場合があるとのこと。

対象モデルをチェックしていこう!

 

なお、気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は起きておらず、社内からの情報により明らかになっています。

【サービスキャンペーン対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[ek X EV]
・ZAA-B5AW/B5AW-0000202 ~ B5AW-00001775/令和4年5月18日 ~ 令和4年7月29日/約790台(デジタルルームミラー付き車)

改善措置としては、全車両、対策用リレーを追加装着するとのことです。

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