これ一体いくらになるんだ…日産スカイラインGT-R R34 V-SpecⅡニュルが競売にて出品へ!日本では既に6,000万円以上の価値を持つが、将来的に億超えの可能性も?

とんでもないプレミア価値が付きそうだが、昨今話題になっている保険などの絡みでも色々とややこしくなりそうだ

アメリカ独自の輸入規制でお馴染み「25年ルール」が解禁となった後、間違いなく日本製(JDM)スポーツカーで最も高額値で取引されるであろう日産スカイラインGT-R R34シリーズ。

その中で日本国内でもトンデモナイ価格帯にて販売されているのが限定718台のみ製造されたスカイラインGT-R R34 V-SpecⅡニュル(Nissan SKYLINE GT-R R34 V-SpecⅡ Nur)ですが、このモデルがイギリス・ロンドン主催のRMサザビーズオークションにて出品されることが明らかとなりました。

今回出品されるモデルは、2002年式で限定718台中675台目に製造されたV-SpecⅡ Nur。

ボディカラーや内装、走行距離、そして予想落札価格などもチェックしていきましょう。


程度極上&希少なミレニアムジェイド

こちらが今回出品される675台目に製造されたという2002年式の日産スカイラインGT-R R34 V-SpecⅡニュル。

シャシーナンバーはBNR34-403919で、ボディカラーは本モデル専用でR35 GT-R T-Specでも復活したミレニアムジェイド。

このモデルは、2002年2月より注文が開始されたGT-R R34シリーズ最後の特別仕様車とも云われていて、V-SpecⅡニュルが計718台、M-Specが計285台製造されたとのこと(日産公式プレスリリースでは、累計の限定台数は1,000台のみと公表していた)。

改めてV-SpecⅡニュルを見ていきましょう。

従来のスカイラインGT-R R34に比べて更にワイド&ローが際立つ専用エアロパーツが装着され、ミレニアムジェイド特有の渋いカラーがスカイラインの良さを引き立てていますね。

ちなみにミレニアムジェイドに塗装されたV-SpecⅡニュルは非常にj少なく、世界でも僅か150台程度と云われていますが、事故で廃車、盗難被害などで現存確認ができなくなった個体を除くと150台も存在しない超希少モデルとの情報も。

改良型のN1レースエンジン搭載で、最高出力も自主規制いっぱいの280馬力

そしてこのモデルの最も注目したいポイントがパワートレイン。

強化されたN1レースエンジンをベースに、ブロックやコンロッド、ピストン、ターボチャージャーなどの性能が大幅にアップグレードされた排気量2.6L 直列6気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力は自主規制いっぱいとなる280ps/最大トルク392Nmを発揮するとのことですが、一部報道によれば300psを優に超えるスペックを持っていたとの話も…

なおエンジンカバーには、スカイラインGT-Rのボディカラーでも採用されていたシリカブレスにて塗装されているのも特徴的で、エンジンフードもカーボンファイバを使用しているため、V-SpecⅡニュルの方がM-Specよりも20kg軽量化。

2ページ目:気になるV-SpecⅡニュルの予想落札価格は?そしてプレミア価値のついたスカイラインGT-Rを不安視する別の問題とは?