これ一体いくらになるんだ…日産スカイラインGT-R R34 V-SpecⅡニュルが競売にて出品へ!日本では既に6,000万円以上の価値を持つが、将来的に億超えの可能性も?

オーナーは相当な手入れをしていたに違いない

改めてRMサザビーズオークションに出品される日産スカイラインGT-R R34 V-SpecⅡニュルをチェックしていくと、ミレニアムジェイドに塗装された個体は僅か156台とのことで、内装は非常にシンプルなブラックが設定されているとのこと。

2022年7月に新車として登録された後、2002年8月に検査が行われ、その後2002年12月→2003年7月→2004年8月にサービススタンプが記載されているそうですが、その後の情報は不明。

内装は非常にシンプルですが、ステアリングホイールや本革シフトブーツ、ダッシュボード、グローブボックスなどを見てみても経年劣化はほとんど見られず、ほぼほぼ新品の状態であることが確認できますね。

走行距離は約6万kmとそこまで走られていない

こちらはメーター類。

走行距離は61,234kmとそこまで走られていない印象ですが、おそらくオーナーはかなり丁寧に手入れをしていたものと予想されます。

ちなみにこの個体を出品するオーナー情報によると、2017年に日本から香港へと輸出してからは、特にこれといったカスタムなどはしておらず、純正フルノーマルのままで保管し続けていたそうです(当時の購入価格は不明)。


気になる予想落札価格は?

そして最も気になる予想落札価格ですが、日本の大手中古車サイト・カーセンサーでも約6,000万円にて販売されるほどですから、おそらくイギリス・ロンドンでも同等もしくはそれ以上のプレミア価値が付くものと予想されます。

今後排ガス規制や騒音規制がより一層厳しくなるなか、内燃機関モデルが徐々に淘汰される一方で、ピュアスポーツカーの価値も更に高騰する可能性は十分に高くなることが予想されますし、それこそ将来的に億超えのJDMスポーツカーとなる日もそう遠くはないのかもしれません。

プレミア価値の付いたネオクラシックカーは、保険でも大変な想いをしそうだが…

ここからは、昨今の状況からプレミア価値が付いたネオクラシックスポーツカーの保険について気になることも。

昨今話題となっているHondaCars野崎店が所有していたシビックタイプR(Honda Civic Type R, FD2)の事故被害について、プレミア価値が付いて総額450万円にて販売された個体ですが、納車直前に相手方の信号無視により全損扱いとなり、しかし相手方の保険会社が補償したのは僅か180万円だったというもの(納車を楽しみにしていたオーナーが一番ツラいとは思いますが…)。

いわゆる「時価額」と評価されての内容になるわけですが、今回は約270万円もの差額が生じて裁判沙汰にまで発展することも予想されるわけですが、これがもしもスカイラインGT-R R34 V-SpecⅡニュルで、総額約6,000万円の個体だった場合、保険による補償額は一体どうなるのかが気になるところですね。

V-SpecⅡニュルの当時の新車価格は約610万円ですが、保険会社も時価額を610万円と示した場合、その差額は約5,400万円となるわけで、そうなると被害者側が泣き寝入りすることも考えられるため、ある意味今回のHondaCars野崎店が徹底的に争っている例は、今後のネオクラシックカーにも大きく影響するかもしれないですから、まずは納得いく結果に持ち込めるよう応援したいところです。

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Reference:RMSotheby’s