何とCGではなく本物の実車!フルモデルチェンジ版・トヨタ新型GR86をレーシング仕様にカスタム!オール手作業で完成に40時間以上、2022年11月より発売予定
2022年11月開催のSEMAショー2022でも特別出展されるようだ
2022年9月下旬で受注一旦停止となり、「まさかの生産終了?」と騒がれているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型GR86。
現時点では一部改良版&生産調整の絡みで受注一旦停止となっているのかはわからないものの、今後はピュアスポーツカーとして高騰するかもしれない貴重な一台でもあります。
そんな新型GR86をベースに、アメリカの有名アフターパーツメーカーが「まるでCG作品」のようなとんでもないカスタマイズモデルを世界初公開しました。
どうやら、2022年11月2日~5日にアメリカ・ラスベガスのコンベンションセンターにて開催されるSEMAショー2022でも特別に出展されるモデルとのことで、既に多くのGR86ファンが注目している一台です。
レーシング仕様にガッチガチにカスタマイズされた新型GR86を見ていこう
こちらが今回、アメリカ・カリフォルニア州を拠点とするアフターパーツメーカーAerodynamic Development Race Optimization(ADRO)社によって作成された新型GR86のカスタマイズモデル。
インスタグラムなどで見るCGレンダリングのようなエクステリアですが、正真正銘の実車とのことで、新型GR86以外にも兄弟車種となるスバル新型BRZにも流用可能とのこと。
ベースとなるエクステリアパーツを完全に取っ払い、空力特性を優先してガッチガチのエアロボディキットを装着していますが、純正に比べてフロント・リヤフェンダーはもちろんのこと、フロントバンパーデザインや車高の低さから徹底的に空力や走行性能を重要視した一台に仕上げられています(リヤのボルトオンフェンダーの張り出しが凄い…)。
そのため、実用性というファクターは一旦無視したボディキットといった印象ですが、ワイドボディ化したことで全幅並びに片側何mm程大きくなったのか気になるところですし、街乗りでも活用するとなればエアサスペンションをインストールしておく必要がありそう。
ADROが販売するのは、あくまでもボディキットのみで、足回りのパーツ類はオーナー自身が準備する必要がある
こういったエクストリームなワイドボディキットと聞くと、リバティーウォーク(LB)やAnija、ロケットバニーといったアフターパーツブランドがイメージし易いのですが、ADROはF1デザイナーのサポートを受けて商品化しているとのことで、シンプルに見た目だけでなくパフォーマンス面でもかなり力を入れているようです。
但しここで注意してほしいのは、あくまでもADROが販売するのはエアロボディキットのみで、足回りのサスペンションやタイヤ・ホイールセットはオーナー自身で準備する必要があるため、想像以上にコストがかかることを覚悟した方が良さそうですね。
改めてエクステリアを見ても、よりシャープで低いノーズや、大きく張り出したバンパーインテーク、ほぼ地面に接する一体型スプリッターも装備。
しかもフロントロアスプリッターにはカーボンファイバを使用するなど、デザインだけでなく素材にもかなりコストをかけている印象ですが、果たしてこのワイドボディキットセットだけでどれだけの価格帯になるのか気になるところ。
そしてこの圧倒的な低さ。
フロントバンパーはボルトオンフェンダーと一体化し、ワイドトレッドをカバー。