思った以上に早かったな…フルモデルチェンジ版・トヨタ新型GR86が2022年9月21日で受注停止へ。更にC-HRハイブリッドも受注停止で、いよいよ”初の”フルモデルチェンジか?

2022-09-25

新型GR86が発売されたのは2021年10月だったが…

トヨタとスバルの共同開発によって発表・発売されたフルモデルチェンジ版・新型GR86/BRZですが、新型GR86が2022年9月21日時点で受注受付けをストップしていたことが明らかとなりました。

いつもお世話になっているトヨタディーラーからの情報によると、2022年9月23日にメーカーからの全国一斉メールにて「2022年9月21日をもってGR86のオーダーをストップ」との連絡があったとのことで、現行モデルを新車にて購入することは不可能になったとのこと(この流れ、確か2023年モデルのアルファード/ヴェルファイアでもあったような?)。

ただしここで注意してほしいのは、「2022年モデルが2021年9月21日をもってオーダーストップ」はしたものの、現在抱えているバックオーダー分を全て捌いた後に、年次改良(一部改良版)による2023年モデルが発表・発売されるのかが不明であること。

新型GR86は、2021年10月28日に発売されたばかりの最新モデルですが、その後僅か3か月ほどで受注を一旦停止、すぐに年次改良版として発表・発売、そして86/BRZ生誕10周年記念特別仕様車が発表されるも、何れも即完売するほどの人気モデルとなっています。


2023年6月をもって生産終了との噂もあるが…

そしてもう一つ話題となっているのが、新型GR86が「2023年6月をもって生産終了」という噂が浮上していることについて。

これも様々な憶測が飛び交っていますが、2022年9月下旬時点でメーカーから通達が来ているのは「受注停止」のアナウンスのみで、「生産終了(GR86が今後発売されない)」のアナウンスは”今のところ”来ていないものの、今後新たな通達(もしかしたら年次改良のための受注一旦停止かもしれないですし…)があるかもしれないので、この点は情報が入り次第すぐに展開できればと思います。

トヨタがGRスープラに続き、手ごろでありながらも刺激的なスポーツカーを引き続きラインナップしてきたことは賞賛すべきところだと思いますし、例え期間が短くあっても、淘汰されつつあるスポーツカー市場に火をともしてくれた一台でもありますから、このモデルの存在価値は今後も更に高めていくと思うんですね。

欧州では発表・発売時点で「販売期間は僅か2年」とアナウンスしていた

ちなみに欧州市場では、新型GR86が2021年12月に発表・発売されるも、発表時点で「販売期間は僅か2年間(2023年末まで)」とアナウンスしていたのも印象的でしたが(しかも発売後に僅か90分で2年分完売)、もしかすると日本市場向けも最初からその狙いがあって”敢えてアナウンスしていない”のかもしれませんし、まずはトヨタからの公式プレスリリースを待ちたいところです。

なぜ欧州では2年間しか販売されないの?

ちなみに欧州市場にて僅か2年間しか販売されない理由は、どうやら大幅なリエンジニアリング(※)無しでは、欧州(EU)での安全規制に準拠していないから、との見方があるようです。
※企業における、既存の管理方法や業務プロセスを抜本的に見直し・変更すること

現時点では、具体的にどのような安全規制に準拠していないかまでは明らかになっておらず、例えば豪州市場向けレクサスCT/IS/RCなどのように、2021年11月1日より追加された側面衝突衝撃試験規則により、旧プラットフォームでは基準・安全性を満足できないという理由から、ラインナップから除外しなければならないといった問題があるのかもしれません(あくまでも一例なので、他の理由があるのかもしれない)。

何れにしても、日本では2022年9月21日をもって受注ストップとなったモデルが「最後の内燃機関を搭載したGR86」ということであれば、もしかすると一気にプレミア価値が高くなることも考えられるかもしれませんね。

2ページ目:C-HRハイブリッドもカウントダウン販売→完売で受注停止へ…いよいよ初のフルモデルチェンジが来るか?