ダイハツ・ムーヴ/キャスト/アトレー/トヨタ・パッソ等に約27万台の大量リコール&改善対策!ベアリング破損で操舵できなくなったり、走行中にスマアシ用カメラが落下する恐れ

ベアリングが破損して操舵できなくなる恐れアリ

続いてはダイハツ・ハイゼットシリーズ/アトレー/スバル・サンバーシリーズ/トヨタピクシスなどの7車種・計86,483台に大量リコール。

不具合内容としては、ステアリングギヤにおいて、ブーツ取付け部のシールが不適切かつエアコンドレンホースが直上にあるため、エアコン凝縮水が当該取付け部に滴下しギヤ内部に浸入するものがあるとのこと。

そのため、そのままの状態で使用を続けると、ギヤ内部に錆が生じて異音が発生し、最悪の場合、ベアリングが破損し操舵ができなくなるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。


対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は起きていないものの、既に27件もの不具合が報告がされており、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[ハイゼット]
・3BD-S321V, 5BD-S321V, EBD-S321V,HBD-S321V/S321V-0423109~S321V-0466735/令和元年8月1日~令和2年9月11日/43,569台

・3BD-S331V, 5BD-S331V, EBD-S331V,HBD-S331V/S331V-0228296~S331V-0251237/令和元年8月1日~令和2年9月11日/22,926台

[ハイゼットデッキバン]
・3BD-S321W, EBD-S321W/S321W-0009022~S321W-0010045/令和元年8月1日~令和2年9月11日/1,024台

・3BD-S331W, EBD-S331W/S331W-0012999~S331W-0014730/令和元年8月1日~令和2年9月11日/1,731台

[アトレーワゴン]
・3BA-S321G, ABA-S321G/S321G-0076257~S321G-0078900/令和元年8月1日~令和2年9月16日/2,643台

・3BA-S331G, ABA-S331G/S331G-0036250~S331G-0038033/令和元年8月1日~令和2年9月11日/1,782台

[スバル・サンバー]
・3BD-S321B, 5BD-S321B, EBD-S321B, HBD-S321B/S321B-0020632~S321B-0022845/令和元年8月1日~令和2年9月11日/2,214台

・3BD-S321B, EBD-S321B, HBD-S321B/S331B-0019747~S331B-0021739/令和元年8月1日~令和2年9月11日/1,992台

[スバル・サンバーオープンデッキ]
・3BD-S321Q, EBD-S321Q/S321Q-0000240~S321Q-0000252/令和元年9月25日~令和2年9月4日/13台

・EBD-S331Q/S331Q-0000420~S331Q-0000472/令和元年8月6日~令和2年8月19日/53台

[スバル・ディアス]
・ABA-S321N/S321N-0003847~S321N-0003957/令和元年8月1日~令和2年3月26日/110台

・ABA-S331N/S331N-0004094~S331N-0004226/令和元年8月1日~令和2年3月26日/133台

[トヨタ・ピクシスバン]
・3BD-S321M, 5BD-S321M, EBD-S321M, HBD-S321M/S321M-0028814~S321M-0034275/令和元年8月1日~令和2年9月11日/5,448台

・3BD-S331M, 5BD-S331M, EBD-S331M, HBD-S331M/S331M-0017657~S331M-0020511/令和元年8月1日~令和2年9月11日/2,845台

改善措置としては、全車両、エアコンドレンホースに延長用ホースを追加するとともにステアリングギヤのブーツ内を点検し、水の浸入が認められたものはステアリングギヤを新品と交換するとのこと。

水の浸入が認められないものはブーツを適正に取付けるリコール作業を実施するとのことです。

2ページ目:ダイハツ・ムーヴ等に装着されているスマートアシスト用カメラが走行中に落下する恐れあり?