【価格は日本円で約1,080万円から】中国ビュイックがトヨタ新型40系アルファード/レクサスLMに対抗するミニバン・新型センチュリーを発表!意外とコスパ高めか
「センチュリー」の名に恥じぬラグジュアリーな装備内容で、意外とコスパ高め?
前回のブログにて、アメリカGM(ゼネラルモータース)のビュイックブランドが、中国専売となる新世代フラッグシップミニバンとなる新型センチュリー(Buick New Century)を2022年11月3日にデビューすることを明らかにしましたが、遂にその内外装デザインとグレード別価格帯が明らかとなりました。
トヨタが2023年5月以降に発表・発売するであろうフルモデルチェンジ版・新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)や、レクサスの新世代ミニバンでアルファードをベースにしたラグジュアリーミニバンの新型LMを競合とする一台で、その名称もセンチュリーとトヨタの公用モデルを彷彿とさせるものがありますね。
中国市場専売の新型センチュリーは、一体どのような仕様で、どれぐらいの金額にて販売されるのかチェックしていきましょう。
改めて新型センチュリーのエクステリアをチェックしていこう
こちらが2022年11月3日に世界初公開された新型センチュリーのエクステリア。
ボディスタイルは見るからにアルファード/レクサスLMを意識したラージサイズミニバンといったところですが、ボディサイズは全長5,230mm×全幅1,980mm×全高1,867mm、ホイールベース3,130mmとかなり大きめ。
しかもビュイックがラインナップする上級ミニバンの新型GL8よりも全幅+102mm、ホイールベース+42mm大きくなり、更にリヤクォーターガラスも大きくなって開放感も抜群。
ヘッドライト意匠も、日本国内のミニバンでは見かけることのない”7”の字型LEDヘッドライト+LEDデイタイムランニングライトを搭載し、しかも縦型のところには粒々のLEDらしきものも確認できますね。
中国ユーザーの好みにマッチした2列4人乗り専用のバイトーンカラー
真正面から見てみるとこんな感じ。
”7”の字型のLEDデイライト+ヘッドライトに加え、中央に向かって一文字のようにつなぐシルバーガーニッシュは中国モデル独特。
そしてブラックのボディカラーと同化してフロントのほとんどがグリルのようにも見えますが、グリルデザインはトヨタのキーンルックグリルのようなデザインに(グリルパターンは水平基調のドット柄風)。
そしてミニバンではかなり珍しいボディとフロントフード&トップルーフを塗り分けたバイトーンカラーで(もちろんオプションカラーで2列4人乗り仕様のみラインナップ)、この点は中国ユーザーが好みそうな配色。
既にメルセデスマイバッハやロールスロイス、更に中国の最高級ブランド・紅旗(ホンチー)も導入している配色ですから、今回の新型センチュリーもおそらく中国ユーザーからの”ウケ”も良いかもしれないですね。
リヤビューはレクサスLMを意識?
リヤビューはこんな感じ。
リヤテールランプはフロント同様に両サイドが”7”の字ですが、更に中央に向かってつながる一文字を採用していて、この点はどことなくレクサスLMを意識している感もありますね。
ちなみに今回発表された新型センチュリーですが、新車発表キャンペーンとして「5年間1,000GB分の無料車内Wi-Fiサービス」「5年間(合計10回まで)無料のボディメンテナンスとシートクリーニング」「合計10回分の法定点検」「20,000元(日本円に換算して約40万円)分のギフト」がセットで付いてくるそうです。
おそらく中国ビュイックの最高級車ということで、車だけでなく特典も最高級のおもてなしとサービスも提供したいというブランドならではの想いなのかもしれないですし、この点は競合のトヨタやレクサスには無い特典かもしれませんね。