中国を震撼させたテスラ・モデルYの暴走事故。5人が死傷、ドライバーは脳震盪による軽傷。ドライバーの操作ミス?それとも自動運転技術の制御問題?なぜこのようなことが起きてしまったのか

2022-11-20

テスラ・モデルYの暴走はまだまだ終わらない

2022年11月5日の午前7時00分26秒:田舎道をひたすら暴走するモデルY②

テスラ・モデルYの暴走が始まって18分が経過した7時00分26秒、今度は中国の街中に入り、全く減速することはありません。

ただ動画を見ていて不思議に思う所は、僅か2kmの距離を異常な速度で通過していながら、18分もの時間が過ぎていることから、単純に監視カメラの時間設定が合っていなかったということも考えられそう。

なおTwitterやインスタグラムといったSNSでも、この事故は大きな話題となり、速度や距離、時刻などから「テスラの品質問題」「この事故動画はフェイクなのではないか?」と議論するユーザーが非常に多く見られましたが、現時点では不確かな情報も多いため、そのポイントだけで品質云々を議論するのは時期尚早。

2022年11月5日の午前7時00分32秒:モデルYが自転車と接触

そして遂に恐れていたことが…これまで接触を避けてきたモデルYですが、サイクリストと衝突する事故が発生。

おそらくこの時点でドライバーも相当なパニックになっていたのではないかと予想されますが、上の画像を確認する限りだと、モデルYのリヤテールランプにブレーキランプらしきものが点灯していないことが確認できます(但し他の撮影シーンでは、ときたまブレーキランプが点灯するシーンも見受けられる)。


2022年11月5日の午前6時58分53秒:モデルYが複数の他車と衝突するも暴走は止まらず

悪夢はまだまだま続きます。

今度はトラックと正面衝突し、モデルYは一切速度を緩めることなくそのまま通過していきます。

2022年11月5日の時間不明:建物に衝突し、ようやく停車

ひたすら暴走を続けたモデルYが建物と衝突。

ようやく暴走は止まったものの、現場は一時騒然とする事態に。

ちなみにテスラ車が暴走する事故については、2021年の中国・上海モーターショーにて女性が抗議を行ったことでも有名で、そのときはモデルSが暴走→ブレーキが効かずに親族が亡くなったというものでしたが、その後抗議をした女性はテスラのライバル企業である中国の電気自動車メーカーNIOの社員という疑惑がもたれたことも大きな話題になりましたね。

いずにしても今回のモデルYの事故は気になる部分が多く、衝突事故を避けるため?のハンドリング操作をしているようにも見えますし、そのような人物がアクセルとブレーキの踏み間違いに気付かなかった?とも言い切れないので、本当にテスラの自動運転技術やブレーキに問題があったのか、それともドライバーの身体もしくは精神状態に何か問題があったのか?など、一つ一つしっかりと原因を明らかにしてほしいところです。

【特斯拉潮州刹车失灵致2人死亡。 Tesla brake failure,2 dead in chaozhou China】

テスラ関連記事

Reference:CARSCOOPS