君は一体どこで眠ってたんだ…走行距離「0km」の日産スカイラインGT-R R34 Nismo CRSが販売中!ミッドナイトパープルⅡのボディカラーで、価格は日本円で1億円に迫る勢いに

2022-11-22

スペシャルモデルとはいえ、ここまで奇跡の個体が香港で眠っていたとは…

日本だけでなく海外でも高い人気を得ている日本製(JDM)スポーツカー。

特にそのなかでも、日産スカイラインGT-R(Nissan SKYLINE GT-R)シリーズは圧倒的な人気を得ていて、映画「ワイルド・スピード(The Fast And Furious)」の影響もあって、今もなおスポーツカー好きの間では伝説の一台といわれています。

そんなスカイラインGT-Rシリーズの中でも高い人気を得ているのがR34になりますが、今回香港にて「奇跡」ともいえる個体が出品され話題となっています。

過去これまで、最も走行距離の短い個体といえば、日本のヤフオクでも出品された、走行距離僅か「10km」のスカイラインGT-R R34 VスペックⅡですが、今回これよりも更に走行距離の少ないR34が登場。


走行距離は何と「0km」?!果たしてそんな個体が存在するのだろうか…

こちらが今回、香港の中古車サイトContempo Conceptにて販売されている個体。

1999年式のスカイラインGT-R R34ニスモ・クラブマンレーススペック(Nismo Clubman Race Spec)と呼ばれる個体で、ボディカラーはミッドナイトパープルⅡ。

ところでクラブマンレーススペックって何ぞ?

ちなみにこのモデル「サーキット走行を1日楽しみ、自走で往来できるクルマ」がコンセプトとして作られたもので、R34以外にもR32/R33/R35のCRSも存在。

先程のコンセプトにもありますが、「クローズドサーキットでのスポーツ走行と公道走行の両立」を目指した一台で、サーキットへ自走で出かけ、走行を楽しんだ後に自走で自宅まで帰れるGT-RをNISMO流に具現化したモデルなのですが、そのカスタム費用も数百万~数千万円の世界になりますし、今となってはスカイラインGT-R R34 Nismo CRSが存在するだけでも奇跡と呼べる一台。

しかも今回の個体は、走行距離0kmと全く走られていないとのことですが、そもそも納車時の状態で0kmがあり得るのか?という疑問もあるものの、世界で最も走られていないGT-R R34として注目されるかもしれませんね(一体どこで眠ってたんだ…)。

CRSの取り扱いは非常に厳しく、限られたスペシャリストしか整備できない

なお、このコンセプトモデルに関しては、製作されたデモカーのボディ各部は徹底的にリフレッシュされていて、内外装ともに新車に近いコンディションに戻したしたうえで開発車両としても活躍していました。

その結果、数多くのテストを経てNISMO基準を満たした「ファクトリーライン」パーツをふんだんに装着しています。

ちなみにファクトリーラインで用意される多くのパーツが、取付後にセットアップが必要とのことで、販売を大森ファクトリーおよび特別な訓練を受けた全国のNISMOパフォーマンスセンターに限定することで、ポン付けは絶対NGとし、取扱い注意の本格アイテムとしてラインナップ(見せかけではなく、本気でサーキットを攻める人のために作られたことが伺える)。

2ページ目:その気になるスカイラインGT-R R34 CRSの販売価格は驚きの約1億円?!