【価格差は約5倍】フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(FL5)とメルセデスAMG SL63でプチオフ&ツーリング!SL63はナイトPKG付で日本に一台しか存在しないワンオフ仕様

新型シビックタイプR(FL5)納車後”初”のツーリング&プチオフ

2022年10月に私に納車されて1ヶ月以上が経過したホンダのフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)。

今回は、いつもお世話になっている友人とツーリング&プチオフをすることに。

私にとっては初の6速MTスポーツカーということで、友人も「見てみたい!」ということから、友人のスポーツモデルとのプチツーリングと絡めて、僭越ながら並べさせていただくことになりました。

ちなみに友人が所有しているのは2016年に新車で納車されたメルセデスAMG SL63で、新型R232ではなく1世代前のR231ではあるものの、その拘りとコストのかけ方は学ぶべきところが多いです。
※AMG SL63の単独取材は、後日ブログにて公開予定です


性格やコンセプト、そして価格帯が全くことなる2台を並べてみた

早速2台を並べてのフロントマスクを見ていきましょう。

左側がホンダ・シビックタイプR(FL5)で、右側がメルセデスAMG SL63ですが、どちらも同じホワイトカラーでありながらも、シビックはソリッド系、SL63はパール系と色味が大きく異なります。

そしてどちらも共通して言えるのは、ホワイトのボディカラーにグロスブラックアクセントが際立っていること。

AMG SL63は日本に存在しないナイトパッケージ付

特にAMG SL63は、日本仕様には存在しないナイトパッケージを装備していて、しかもオーナー様がわざわざディーラーに依頼してドイツメーカーからナイトパッケージ一式のパーツを取り寄せる程のこだわりっぷり。

つまり、海外仕様のナイトパッケージ付モデルを並行輸入したのではなく、日本仕様のモデルにナイトパッケージを装着。

フロントリップからサイドガーニッシュ、フロントフードダクトガーニッシュ、サイドフェンダーガーニッシュ(シグネチャー)、そしてリヤディフューザーも全て、ナイトパッケージのグロスブラックに変更されているため、ここまでホワイトとのメリハリがしっかりしたAMG SL63は日本でも1台のみ。

あとは、AMG SL好きの方だと「おっ!」と気付いた部分があるかと思いますが、実はフロントグリルがサテンメッキではなくクロームメッキ加飾に変更されているため、あのローランドが所有する最上級グレードAMG SL65顔に移植しているんですね。

AMGとはいえばやっぱりV8ツインターボ!

ちなみにこのAMG SL63ですが、型式的には先代のR231をベースにした2ドアオープンスポーツモデルになるため、R232の新型とは異なるハードトップ&2シーターレイアウト。

そしてパワートレインは、排気量5.5L V型8気筒ツインターボエンジンのみを搭載するノンハイブリッドモデルで、最高出力564ps/最大トルク900Nmとスーパーカー並みのスペックで、トランスミッションは7速AT(AMGスピードシフトMCT)。

駆動方式は後輪駆動(FR)となるため、走りとしてはスポーツモデルの魅力が詰まった一台となっていますが、実際の走りはコンフォート且つグランドツーリングを意識した紳士的なモデル。

「普段は穏やかなツーリングモデルだが、少しアクセルを踏み込めばいつでも牙を向く」モデルで、そういった二面性を持つところにオーナー様もほれ込んでいるとのこと。

ちなみに当時の車両本体価格は約2,300万円程で、特別に追加装備したナイトパッケージや諸々のカスタム込みだと約2,600万円程と、ランボルギーニやフェラーリのエントリーモデルが購入できるレベル。

ホンダ新型シビックタイプR(FL5)も見ていこう

一方の新型シビックタイプR(FL5)ですが、排気量2.0L 直列4気筒VTECターボエンジンを搭載し、最高出力330ps/最大トルク420Nmを発揮、トランスミッションはもちろん6速MT。

駆動方式は前輪駆動(FF)となるため、先ほどのAMG SL63とは大きく異なる性格を持ちますが、こちらはこちらで「限界を引き出せる、そして自分の性能を最大限に引き出してくれそうなダイレクト感を持たせるスポーツカー」。

おまけに5ドアハッチバック&4人乗りと実用性も持ち合わせているため、コンフォートな走りからスポーティ、そしてサーキット向けの走りもできる様々な側面を持った一台ですが、これだけの刺激的な走りを持ちながらも車両本体価格は4,997,300円(税込み)と500万円未満。

諸々込で約550万円なので、先ほどのAMG SL63に比べると5倍近い価格帯ではあるものの、それに引けを取らない存在感とマッシブさがありますね。

どちらも密度の高いスポーツモデルで、それぞれの良さとセクシーさを持ち合わせ、且つ性格は全く異なるものの、いつまでも所有していたという魅力があるのはグッドポイント。

2ページ目:後ろ姿もそれぞれの良さが出ている?そしてAMG SL63の更に変態的なこだわりとは?