これがトヨタ新型40アルファードやレクサスLMに対抗する中国製ミニバンのトランプチ新型M8!なお海外メディアは「レクサスLMのパクリ」「レクサスのCG版」などと揶揄しているようだ

発表前から何かと物議を醸したトランプチ新型M8

2022年11月8日に発表された新世代フラッグシップミニバンとなる新型M8。

このモデルは、中国の大手自動車メーカーである広州汽車集団が展開している自動車ブランド・トランプチ(Trumpchi)が発表したラージサイズミニバンで、トヨタが2023年5月以降に発表・発売するであろうフルモデルチェンジ版・新型40系アルファード(Toyota New ALPHARD)や、レクサス新型LMの対抗車種になると云われています。

パワートレインは、排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジン+トヨタ製ハイブリッドシステムの一択のみですが、将来的にはピュアEVグレードなども展開予定との噂も。

そして価格帯は関連記事にもある通り、大きく5種類のグレードにて分けられ27.5万元~34.5万元(日本円に換算して約560万円~約704万円)と、意外にリーズナブルな価格設定になっています。


海外のモータージャーナリストたちも新型M8のインプレッション動画を公開中!

ちなみにこちらがトランプチ新型M8のエクステリア画像。

見るからにレクサスLMのスピンドルグリルを面長にしたようなCGっぽい顔つきですが、これが正真正銘トランプチが自信をもって販売するフラッグシップミニバンとなります。

トヨタ/レクサスから何かしらお叱りを受けそうなデザインではあるものの、トヨタ製ハイブリッドシステムを採用していたり、既に中国で販売スタートしている時点で、おそらくデザイン面での問題は特に無いとの判断なのかもしれません。

そして海外カーメディアのWheelsboyチャンネルも、新型M8の内外装並びに試乗インプレッション動画を公開済ですが、やはりこのモデルのデザインについては色々と思う所があるようですね。

海外モータージャーナリストも「レクサスLMのパクリ」と揶揄する場面も

まず海外ジャーナリストから見る新型M8のフロントマスクですが、やはり「レクサスLMのパクリモデル」だったり「レクサスLMをCGで延ばしたような顔つき」としていて、ファーストインプレッションとしてはそこまでの好印象は持っていないようです。

そしてジャーナリストから見る大口のラジエーターグリルは、中国の顧客に対してインパクトを与えるだけでなく「俺は金持ちだ」とマウントをとるかのような挑発的なデザインに見えるとのことで、オラオラ系とか高級感とはまた異なる別次元の話になってきそう。

サイズ感はラージサイズミニバンとしては十分

サイズ感としては、全長5,212mm×全幅1,893mm×全高1,823mm、ホイールベース3,070mmとラージサイズミニバン相当で、トヨタ現行30アルファードのボディサイズが、全長4,945~4,950mm×全幅1,850mm×全高1,935mm~1,950mmとなるため、本モデルを意識しつつも「M8の方が大きく、快適性も高い」ことをアピールしているのかもしれません。

なおジャーナリストから見ても、M8はとにかくロングで大きく、2列目以降の後席も広々としていて快適とのこと。

フロントとの統一感を持たせた”7”の字テールランプ

テールランプもかなり特徴的で、フロントの”7”の字型LEDデイライトをリヤにも反映させ、更にトレンドにもなっているセンター直結式一文字テールを組み合わせることで、ワイド感と縦の大きさによる更なる存在感を演出。

2ページ目:インテリアはかなり先進的で、リヤモニターもトヨタ新型ノア/ヴォクシーの14インチよりも大きい?!