フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)に早くも値上げの噂。10万円以上の価格アップも覚悟か…受注停止に続く登録停止の情報はどうなっている?

あくまでも予定の話ではあるものの、製品アップデート無しのまま物価・材料費高騰の背景から値上げは避けられないかも

2022年7月末に先行にて四輪駆動[e-4ORCE]モデルが発表・発売され、その後の同年9月に前輪駆動[2WD]モデルが発売された日産のフルモデルチェンジ版・新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER, T33)。

前回のブログでは、発売後僅か3か月ほどで受注停止となるだけでなく、同年2022年12月16日には登録停止と大きく報道されていましたが、ここから更に追い打ちをかけるように、今度は値上げの噂が浮上しています。

現時点ではまだ予定・噂の段階ではあるものの、既に日産ディーラーにも一部情報が降りてきているとのことで、2022年12月22日に受注再開並びに発表・発売予定となっている一部改良版・新型サクラ(New SAKURA)と同等レベルの価格アップになると云われています。


新型サクラは約10万円~約16万円ほどの価格アップを予定している

2022年7月に発表・発売されたばかりで、僅か5か月ほどで「値上げ」の噂が浮上するというのも何だか不思議な話ではありますが、2024年頃に再び発表・発売予定(受注再開時期は2023年後半頃?)と云われている新型エクストレイルe-POWERですが、日産ディーラー曰くピュアEV軽の新型サクラと同等レベルの価格アップになると予想されているとのこと。

ちなみに2023年モデルの新型サクラは、以下の通り値上げ予定となっていますが、この内容を見るに新型エクストレイルも特に一部改良やアップデートなども無く最低+10万円ほどの値上げというのは結構なインパクトだと思います。

【(2023年)新型サクラのグレード別価格帯一覧(10%税込み)】

◇S:[2WD]2,493,700円(現行比+160,600円)

◇X:[2WD]2,548,700円(現行比+149,600円)

◇G:[2WD]3,040,400円(現行比+100,100円)

上の新型サクラのグレード別価格帯にもある通り、+10万円~+16万円ほど価格アップした場合の新型エクストレイルe-POWERのグレード別価格帯を見ていきましょう。

【新型エクストレイル(T33)の想定される値上げ後のグレード別価格帯一覧(予想)】

◇S(2列5人乗り):[2WD]約330万円~約336万円/[e-4ORCE]約358万円~約364万円

◇X(2列5人乗り):[2WD]約360万円~約366万円/[e-4ORCE]約390万円~約396万円

◇X(3列7人乗り):[e-4ORCE]約403万円~約409万円

◇Xエクストリーマー(2列5人乗り):[e-4ORCE]約423万円~約429万円

◇Xエクストリーマー(3列7人乗り):[e-4ORCE]約436万円~約442万円

◇G(2列5人乗り):[2WD]約440万円~約446万円/[e-4ORCE]約460万円~約466万円

◇AUTECH(2列5人乗り):[2WD]約431万円~約437万円/[e-4ORCE]約457万円~約463万円

◇AUTECH(3列7人乗り):[e-4ORCE]約470万円~約476万円

◇AUTECH Advanced Package(2列5人乗り):[2WD]約495万円~約501万円/[e-4ORCE]約515万円~約521万円

既に海外メーカーでは発売後すぐに値上げすることが定例になりつつある

ちなみに価格アップの背景には、物価・材料費高騰、円安などの影響を大きく受けている恐れがありますが、初年度のモデルが最も安価で、その後年次改良で数十万円レベルの価格アップを繰り返すのが今後の一般的に流れになるかもしれません。

すでにプジョー/シトロエン/DS/テスラはそういった流れの価格アップを繰り返してきたため、「いよいよ国産メーカーにもその流れが来たのか…」というのが正直なところ(国産メーカーの動きは遅い方かもしれない?)。

2ページ目:新型エクストレイルe-POWER(T33)の登録停止報道のその後