君は一体どこで眠ってたんだ…走行距離僅か250kmのみのランボルギーニ・カウンタック25周年アニバーサリーが競売に出品!予想落札価格は驚異の1億円以上…スペアタイヤは軽自動車よりも細い「115/85 R18」

(続き)世界で最も走行距離の少ないランボルギーニ・カウンタック25thアニバーサリーを見ていこう

そしてこちらがグレーのレザーシートを採用したオシャレなインテリア。

特にこれといった汚れや色移りもなく非常に美しい状態です。

コックピット周りはまるでプロトタイプのような作りですが、こういったメカメカしいところもランボルギーニの良きところ。

センターシフトはもちろん5速MTで、左上はリバース(バック)になるため、走行中に誤ってリバースに入らないようにストッパーも設けられています。

そしてパワートレインは、排気量5.2L V型12気筒自然吸気エンジンをリヤミドシップに搭載し、最高出力455hp/最大トルク500Nmを発揮、トランスミッションは先述の通り5速MTのみ、駆動方式は後輪駆動[MR]。


カウンタックのスペアタイヤは軽自動車よりも細い

そしてこちらはフロントフード内のトランクスペース。

ご存じの通り、カウンタックはリヤミドシップにV型12気筒自然吸気エンジンを搭載するため、スペアタイヤを設けるスペースはフロントフード内の僅かなトランクスペースのみ。

しかもこのスペアタイヤですが、カウンタック専用でありながらもサイズとしては「115/85 R18インチ」と超極細仕様。

おまけにタイヤ銘柄はミシュラン製の特注タイヤになるため、費用もかなり高額にはなりますが、一か所だけタイヤが細ければ、その分速度制限も設けられて、実質出せる速度は80km/hまで。

しかもパンクなどの関係で使えなくなった純正極太タイヤは、フロントのトランクには収納できないため、助手席に無理やり収納するしかないんですね。

ちなみに上の画像は、左側は純正の極太リヤタイヤで、右側がスペアタイヤになります。

2023年1月10日に発表・発売されたトヨタのフルモデルチェンジ版・新型プリウス(Toyota New Prius)も、2.0L HEVモデルは195/50R19インチタイヤの「見た目と燃費」を両立した大口径極細タイヤを装着していますが、カウンタックのスペアタイヤは更に上を行く細さのため、おそらくこのインパクトを超えるタイヤもしくはスペアタイヤは中々存在しないのではないかと思います。

カウンタック20thアニバーサリーの予想落札価格は?

最後に気になるカウンタック25周年アニバーサリーの予想落札価格ですが、750,000ドル~1,000,000ドル(日本円に換算して約9,760万円~約1.3億円)とのことで、カウンタックシリーズとしては世界トップクラスの高額落札になるのではないかと思われます。

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Reference:RM Sotheby’s